毎年脱穀の活動は、エアフェスタ浜松の前日練習と重なります。自衛隊周辺では朝から飛行機の音がしていましたが、田んぼは山に囲まれていて、ちょうどF-15の機動飛行と重なり、轟く音で塾長の挨拶は1m離れると全く聞こえなくなってしまいました。今日は黒米だけてすが、
脱穀機の音も大きいので、周りに気をつけながらケガのないよう気を付けながら作業するようにお話しがありました。
まずはハズ掛けしてある稲を脱穀機まで運びます。先週家に帰ってから腕がかゆくなった人はいませんでしたか?
稲にはケイ酸という成分が含まれていて、葉や茎にガラス質の細胞を作り固く丈夫になっています。そのため、擦れるだけで皮膚に細かな傷ができてしまいます。なので田んぼの活動では肌を出さない服装が望ましいのですが、先週は暑くて腕撒くりをしたら、腕に細かな赤い擦り傷ができてしまいました。
今日は長袖がちょうど良い気温なので、安心して作業ができます。
山積みされた稲を脱穀し、籾を取った藁からに取り残した籾を皆で探しながら集めていきます。藁を束ねた辺りから稲穂が出てきます。Nちゃんが集めた籾は、バケツいっぱいになっていました。
籾っを取った後の藁は、来年のスガイ用としめ飾り用に小屋で保管してありますが、残りはブルーシートをかけて広場に置いてあります。未来塾の藁は農薬を使っていないので、畑や庭仕事で使う方へ差し上げますので、スタッフまでお声かけ下さい。
お昼まで時間があったので、足踏み脱穀機での種籾の脱穀をしました。
お昼ご飯を食べ終わった頃に、また飛行機の音が響きだしました。ブルーインパルスの曲技飛行が始まったようです。
今日は雲が広がり空が真っ白でしたが、迫力ある飛行を楽しめました。
午後の種籾の脱穀が終わり片付け始めた時に、塾生のT家の皆さんが来てくれました。ちょうど脱穀機の片付けなど大きな機械の入れ替え作業があったので手伝ってもらいました。
H君が落ちている稲穂を拾い始め、両手いっぱい集まりました。家で天ぷらにしてみるそうです。稲穂の素揚げで、籾がはじけて白いお花のようになります。ポップコーンならぬポップライスですね。
今期のお米作りの活動は、今日で終わりました。収量は昨年より1~2割少ないのですが、収穫祭で皆さんへ今期の新米を差し上げますので楽しみにしていてください。