

毎年稲刈りでは、田んぼがぬかるみ苦戦していました。今年は2週間前から落水して田んぼを乾かすように対策をしました。なのに昨日の雨で田んぼも稲も濡れてしまいました。今日は泥だらけ覚悟の稲刈りです。


稲刈り1回目は上段2枚のもち米、中段2枚と苗代のうるち米を収穫します。一頃よりは気温が下がってきましたが、湿度に負けないよう気合を入れて稲刈りスタートです。
殆どが経験者ですが、前回は1年前にやって以来です。使い慣れない鎌は、


大人でも一株に何度も刃を入れないと刈れません。子どもも大人も株元に頭を近づけ、背丈の伸びた稲の中に潜り込みながらの稲刈りとなりました。初めのうちは刈った稲を置く場所がなく畦に置いていましたが、徐々に田んぼの土が見えてきました。そのスペースにも刈り取られた稲が並び、束ねる人も大忙しです。


いつもは遊びの誘惑に負けそうになっている小4の子たちも、今日は鎌を持って大活躍です。お昼近くになって大人は疲れが出てきましたが、田んぼに残った稲を3人で最後まで刈ってくれました。


午後はうるち米の田んぼ3枚が残っています。終わりが見えず今日中にできるか不安になりましたが、黙々と頑張る子どもたちの姿を見て気力が湧いてきました。久しぶりに田んぼに来てくれた元塾生のJ君は、ぬかるんだ場所に積極的に入ってくれて、田んぼを歩くときは落穂を拾ってくれました。

田んぼの様子を見て、何処で何をすれば良いのか気づいて行動できる力を育んでいる姿を見ることができました。午後は皆が稲刈りの感覚を取り戻したのか、順調に上段の稲刈りが終わりました。あとは苗代だった田んぼが残っています。何とか終わりが見えてきましたが、湿度のせいかいつもの活動より疲れが出ているようです。

疲れたな、と思いながら稲をハズまで運んでいたらT君がダジャレを教えてくれたりなぞなぞを出してくれて楽しませてくれました。未来塾には色々な世代の人たちが活動しています。普段接する機会のない世代の人たちと話をできるのも未来塾の魅力だと再認識させてくれました。
苗代も半分くらい稲を刈り終えた時、午前中から頑張っていた小4の3人組のS君が「終わりにしない?」と言い出しました。さすがに小学生は疲れただろうな、と思っていると、Hちゃんが「私はまだやる!」と即答しました。するとS君も「じゃあ、僕もやる」と頑張り始めました。いつも色々な活動に真面目に取り組んでいるS君ですが、今日は一人だったらくじけていたかもしれません。お友達と一緒に頑張れた経験が自信に繋がってくれると嬉しいです。スタッフも関心するほど稲を頑張って運び続けてくれたK君など、子どもたちの一生懸命な働きのおかげで予定より早く予定の稲刈りを終えることができました。
帰宅後、早々に筋肉痛が出てきました。子どもたちも今晩は早めに寝たことでしょう。
皆さん、お疲れ様でした。