今日は1日中曇りの予報でしたので、とみつか未来塾の「収穫祭」を予定どおりに開催しました。

会場のやまかわの田んぼには9時にスタッフは集まり、会場設定をして、豚汁、餅つきのための材料や道具を運び込み、煮炊きが始まりました。

焼いもコーナーでは、泥の付いたサツマイモを洗って新聞紙に包み、水をしませてアルミホイルに包む作業を、早く来た塾生たちが手伝っていました。

祭壇に、今年未来塾で収穫したお米とサツマイモを上げ、傍らの机にとみつか未来塾24期生までの感想文集を並べました。

準備ができ、塾生スタッフ100名余りが集まって10時半に開会、始めは椎ノ木谷の森「秋の里山の探検」です。大勢なので3班に分かれ、椎の木谷保全の会の皆さんに案内していただきました。


私たちの班は水路のある田んぼの方へ下りて行きました。案内して下さった服部さんが網で水路の生物をすくって見せて下さいました。
ザリガニ、ヤゴ、ゲンゴロウがいました。ザリガニは最近、捕まえたら勝手に放してはいけない外来生物、繁殖しすぎるので、

捕獲網がいくつも設置されていました。
近くにガマが生えていて袴田さんがガマの穂を振ると種が周りに飛び散りました。


次に坂を上って行く途中、紫の可愛い花ツリガネニンジンが咲いていました。
竹藪に入ると、黒い小さな粒の野ウサギの糞が沢山散らばっているのを見ました。姿は見ないけど、野生のウサギがここに集まるのだと知りました。

ここで古い竹と新しい竹の見分け方を教えて頂きました。古い竹は節が黒、新しい竹は白だそうです。見分けをして古い竹から間引いていくそうです。

ノアザミが咲き乱れている沼地を通って1時間の秋の森の探検は終わりました。自然の色々を知り、実感した散策でした。


やまかわの田んぼの会場に戻ってくると、会場では、本日特別に島田市から駆け付け、中村工房の中村さんが手作りの昔懐かしい遊び道具「ブンブンごま、組み木パズル、竹トンボ、ダボ等いろいろ」を揃えて塾生を待っていました。

スタッフKさんは塾生相手に可愛い風車の作り方を教えていました。

毎年来ていただいている、竹細工の先生の笛を吹いている人たちがいました。



そうしているうちに餅つきが始まって、塾生が交代で体験していました。お母さん達は搗き上がった餅を餡餅や大根の辛味餅にしていました。黄な粉餅もありました。


豚汁が出来上がり、嬉しい昼食タイムになりました。手持ちのお椀に豚汁をよそってもらい、付け合わせにスタッフの作った菊芋とツクシの佃煮がありました。どれも美味しくてお代わりしてしまいました。


そのころ予報には無かった小雨が降り始めました。落ち着かなくて帰り始めた人も出始めましたが、まだイベントは続いていました。

竹細工の先生が子供たちとゴム鉄砲を作っていました。外ではお菓子を的に当てて遊んでいました。


最後に、もみ殻を使って焼き上がった焼いもを皆で分けて、午後2時、雨降りの中慌ただしく収穫祭は終わりました。