籾蒔き

籾蒔き1 今日の籾蒔きは、何校か小学校の参観会と重なってしまいました。参加者が少ないかなと心配していましたが、虫捕り網を持った子たちが来てくれました。

 今日はスタッフが少ないのに、色々と準備をしないといけないことがありました。籾蒔き2田んぼで遊びたいのを我慢して、H君S君が準備の手伝いをしてくれました。頼れる塾生の子どもたちがいてくれて助かります!

 開講式翌日に、卵の浮く比重の塩水に種籾を入れて沈んだものだけを種籾として選抜する塩水選をしました。籾蒔き4種籾を選んだら、60度のお湯に7分浸けて温湯消毒をしました。その後、水の中に浸して根が出てくるのを待ちます。今の季節、水道水の温度は17度くらいなのですが、その温度を毎日測定して足していき、積算温度が100度になると発芽します。日中温かな日が続き、昨日には籾から白い芽が見えてきました。今日は更にその芽が伸びているので、籾を傷めないように慎重に扱わないといけません。芽出しと言う作業ですが、正確に言えば籾から出てきた白いものは芽ではなく根になります。

籾蒔き4籾蒔き3 新年度最初の塾生の仕事は、苗代での籾蒔きです。初めて田んぼに入るのは、子どもも大人もドキドキ体験です。田んぼ経験のある子たちは、スイスイと濁った水の中を歩いていきます。土の上を裸足で歩くのも躊躇していたY君は、苗代に入れるようになったかと思ったら、いつの間にかぬかるんだ田んぼで楽しそうに泥だらけになっていました。

籾蒔き5 種籾を蒔き終わったら、鳥に食べられないように防鳥ネットを張ります。苗代の周囲に竹の杭を立て支柱にします。ネットが弛まないように長い竹を横に固定しますが、長い竹は重さがあり、しっかり縛り付けないといけません。籾蒔き6スタッフの高鳥さんと川口さんから紐の縛り方講座がありました。2本のロープをつなぐ時に役立つ引き解け一重結びは、解きやすいので日常生活でも使ってみてください。

籾蒔き 毎年、苗代で元気にしっかりした苗が育ってくれますが、念のため育苗トレーでも苗を育てます。トレーに土を入れ、水で湿らせてから種籾を蒔きます。籾蒔き8ブルーシートを使って簡易ビニールハウスを作り、稲の葉がしっかり揃うまで管理していきます。開講式で配布した種籾を受け取られた方も、頑張って苗を育てて田植えの時に持ってきてくださいね。

籾蒔き籾蒔き これから夏まつりの草取りまで田んぼでの活動は、水を張った田んぼに入って作業をします。長靴なら40センチ以上の長さがないと水が入ってしまいます。又、普通の長靴ですと甲の部分が緩く、土に埋まってしまい動きが取れなくなることがあります。ワークマンなどでお子さんの田んぼ用の靴も売っているそうですが、籾蒔き毎年サイズが変わってしまいますし、裸足で土を踏む体験は成長期の身体にとって良い刺激になると思います。よろしければ大人の方もお子さんとご一緒に裸足の感触を楽しんでみてください。
 塾生が帰り静かになった田んぼにシラサギが来ていました。苗代は水が澄み、皆の足跡が見えていました。のどかな空気の流れる田んぼですくすくと苗が育ってくれることでしょう。






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