

2008年「とみつか未来塾」の活動は、本日1月14日の「新春お茶講座」と「昔あそび」の会で幕が開きました。
「昔あそび」は、テレビやゲームが発達した最近では滅多に遊ばなくなってしまった、おじいさんやおばあさん達が子どもの頃にお部屋でした遊びを、今日は富塚公民館の和室をお借りして、塾生の親子兄弟お友達と、遊び方を知っているお年寄りと一緒に楽しみました。


参加の塾生ご家族は15家族、特別参加やスタッフを入れて約70人の人が集まって、大賑わいの会になりました。
遊び道具は、折り紙、おはじき、ビー球、お手玉、百人一首、トランプ、将棋、こま、剣玉、だるま落とし、あやとり、ふうせん、紙相撲、福笑い、すごろくなどいろいろ、一部の遊び道具は、緋毛氈が敷かれた床の間に綺麗に飾られました。


遊びの始まりは皆一緒に、お百姓の大先輩の宍戸さんが読み上げる百人一首でした。
大勢なので、畳の3箇所に分けて並べられたカードを、参加した大人と子どもが取り囲み、宍戸さんが読み上げる上の句に続く、ひらがなだけの下の句を探してとります。昔の大人が詠んだ、意味が分からない和歌のカードを取る遊びは退屈してしまうだろうと思って、途中で止める予定でしたが、小さな子どもでも、ひらがなが分かる子は、身を乗り出して熱中してカードを探し、宍戸さんは最後まで読み通して終わりました。

お母さんの中で、お手玉やこま回しができる人が、鮮やかな手さばきで遊び方を披露して、子ども達に教えてくださいました。
あや取りは、昔遊びよく知っているお年寄りが、塾生親子にいろんな方法を熱心に教えてくださり、お母さんも子どものように覚えるのに一生懸命でした。

将棋は1対1の対局で、いつもとは違う真面目な二人でした。

折り紙のコーナーは、幼い子ども達に人気の場所で、色とりどりの可愛い作品が出来上がっていました。
膨らませたゴム風船を、剣にして遊んだり、目隠しで福笑いを体験したり、紙相撲で勝負したり、お父さんとおはじきをしたり、取材に来

たテレビ局のお兄さんとお姉さんも入って一緒にトランプをしたり、お部屋中が昔あそびで盛り上がっていました。
遊びが一段落した後には、山末製茶さんの「新春お茶講座」です。

お茶のカテキンは風邪を曳き難くするので、常に飲むと健康に良いのだそうです

。又最近製法の違うお茶が開発され、このお茶は今までの緑茶のように摘んだらすぐに蒸さないで、少し空気に当ててから製茶するお茶で、花粉症に効き、お茶の苦手な人にも飲みやすいお茶なのだそうです。この新しいお茶を、皆で試飲しました。お茶の香りが少なく、優しいまろやかな味がしました。


最後は小正月をお祝いしてのお汁粉が待っていました。
12時、皆で調理室に移動しました。テーブルには、朝からスタッフが用意していたお汁粉と黄な粉餅とサツマイモサラダや漬物が並んでいました。
未来塾の田んぼでとれたもち米のお餅は、たくさん用意してありましたので、遊んでお腹が空いていた人たちは、おかわりしてお腹いっぱいいただくことができました。
そして最後には、年の初めで運試しの阿弥陀くじがあり、大吉・中吉・小吉に応じ”みかん”を頂いて、楽しくて、為になり、美味しい「みんなで楽しもう!昔あそび」のイベントが終わりました。
2月24日閉講式ですが、7期生の活動は2月と3月の川のゴミ拾いを残すだけです。
思い出がいっぱいの7期の活動のまとめに、感想文集を作りますが、まだ提出していない人は、感想文を書いて7期生を締めくくりましょうね。