

昨日になりましたが、ソバ畑で収穫したソバを、スタッフが昔ながらの手びきの石うすで挽いたそば粉を使って、子ども達が大好きなおやつ作りを、富塚公民館の調理室でしました。参加は10家族、スタッフを入れると約40人で、にぎやかで楽しいおやつ作りが始まりました。
おやつのレシピを考え、作り方を教えてくださったのは、「とみつか未来塾」のお料理担当で、いつも美味しいお料理を考え、指導してくださる、清水カツ子さんです。そば粉の素朴な風味を無くさないようにしながら、美味しい味のおやつを考えて下さったそうです。


おやつの種類は「そば粉の薄焼きクレープ風」「みそ味でパンケーキ」「そば粉のウイロ」「ソバガキ」の4種類で、4つの調理台にそれぞれの材料と調理器具が用意されました。
10時、塾生は作ってみたいおやつの調理台に分かれて、レシピを見たり、教えていただいたりしながら大人も子どもも一緒になっておやつ作りが始まりました。粉を測ったり、ふるいにかけたり、混ぜたり、焼いたり、切ったり、いろんな作業があります。
クレープを作るグループは紫芋をお砂糖で煮てつぶして、美味しくて紫がきれいな「あん」を作り、焼いた薄いクレープの皮に塗って、くるくる巻いて、素敵な渦巻き模様のクレープを作り上げました。、


パンケーキの調理台では、そば粉の入った生地に未来塾で作った味噌を混ぜてフライパンで焼き、バナナやリンゴをトッピングしました。
ウイロは珍しい作り方でした。白砂糖と黒砂糖(未来塾の畑のサトウキビから作った)の2種類をそば粉が入った材料に混ぜたものを牛乳パックに入れてレンジでチンします。レンジから出したばかりの牛乳パックはとても熱いので、氷水や冷蔵庫でしばらく冷やしました。
おやつが次々と出来上がってくると、調理室の中はとても良い匂いで満ち溢れてきました。
11時過ぎ、中央のテーブルに配膳が始まりました。

お皿に出来上がっ

たクレープやパンケーキが載せられたころ、ソバガキのテーブルでは熱湯でソバガキが作られ始めました。出来上がったソバガキには、かつお節と刻みねぎに出しじょうゆの入ったお椀が用意されました。
調理しながら一方では、汚れて使わなくなった調理道具を洗い上げて片付けていきます。塾生の中で一番年少のY君も皆と同じように一生懸命洗い上げしてくれました。
紅茶やハーブティが用意されて、11時40分調理完了、おやつが出来上がり、皆でテーブルを囲んでいただきました。


最初にソバガキから味わいました。素朴なソバの味わいがして、ソバとはこんなに美味しいものだったのかと思いました。クレープはおしゃれな味がしましたし、パンケーキは香ばしい味噌味でこれも美味しかったです。最後に冷蔵庫で冷やした白と黒のウイロをいただきました。お店で買って食べるウイロよりももっと美味しい味でした。最後にそば湯をいただき、ソバのすべてを味わったような満足感を覚えました。


食べ終わった後は、全員で後片付けして、12時半には楽しかった「そば粉のおやつ作り」が終わりました。
今年の「とみつか未来塾」の行事は、これで終わりになります。沢山の素敵なことがあった2007年、ご協力ありがとうございました。
新年は1月14日(月)10時~13時、「新春お茶講座と昔遊び」を致します。美味しいお餅とおぜんざいが皆さんを迎えてくれます。元気な顔を見せてくださいね。スタッフ一同待っています。