未来塾の活動で大変お世話になっている「やますえ製茶」さんの茶畑で新茶摘み体験です。

森光塾長から、雨で延期になった茶摘みですが今日はちょうど八十八夜にあたることや一番茶を摘んでもらうことなど説明がありました。
立春から数えて88日目が八十八夜です。ちなみに2021年の立春は124年ぶりに2月3日でした。なので立春前日の節分がずれ、今年は2月2日でしたね。
春になり伸びた新芽を摘んだものが一番茶となります。末広がりの八の字が重なっている八十八が米の字を連想させ米寿としてお祝いするように、八十八夜に摘んだお茶は長寿につながる縁起物とされています。一番茶を摘んで一ヶ月半で次の芽が伸びて二番茶を収穫します。

やますえ製茶の鈴木さんから茶摘みの説明がありました。今年は植物全般の生育が早まっていますが、1週間早く収穫が始まったそうです。枝先に伸び葉がまだ開いていない芽が芯となり、その下2枚の葉までを一芯二葉として摘み取ります。7センチくらいの長さだと柔らかい葉なので三葉になっても大丈夫ですが、10センチだと葉が固くなってしまうそうです。



浜松では茶摘みカゴのことを「ぼうら」と呼んでいたそうですが、家族ごとにぼうらを持って茶摘みを始めました。和気あいあいと楽しむご家族、一つずつ一芯二葉になっているかお母さんに確認している子、カゴいっぱいに収穫しようと黙々と摘み取る子、皆が頑張って1時間しないうちに用意した大きなカゴに山積みになるくらい摘み取ることが出来ました。


茶摘みの曲を聴きながらのんびり茶摘みをする予定でしたが、雨雲レーダーで雷雲が近づいてきていたので早めに終了することにしました。
やますえ製茶さんから皆さんに新茶のお土産をいただきました。このブログは頂いたお茶を飲みながら書いていますが、若く柔らかな新芽を摘んだ感触を思い出す爽やかでまろやかな味でした。今日はもう一つお土産があります。スタッフの川口さんが編んでくれたミニぼうろに摘んだ茶葉を入れて持ち帰ってもらいました。大きなカゴの子は、手もみ茶が作れるかもしれません。小さなカゴの子は、天ぷらがお勧めです。なかなか手に入らない生のお茶の葉、お菓子作りなど工夫して楽しんでくださいね。
やますえ製茶さん、ありがとうございました。