

梅雨の晴れ間の良いお天気の今日、田んぼの草取りをしました。
田植えをして1か月近くになりますが、田んぼの稲は青々して、元気に育っています。
時間通りにやってきた塾生たちが、さっそく生き物がいないか探し始めていました。
午前10時に集まったのは1家族4人だけでしたが、草取りを始めることにしました。

川口塾長が田んぼの稲を手に取って塾生に見せながら、「田植えの時に3本ずつ植えた苗でしたが、分けつして増えています。、今はまだ節ができていませんが、稲刈りをしたときの稲には5本の節がありました。そのうちに節ができて、夏のある一瞬に花が咲くときが来ます。稲の司令塔が司令して株を増やしたり、丈を伸ばして節を作ったり、花を咲かせて受粉したりしています。植物のこの仕組みを解明できたらノーベル賞をもらえることでしょう。何本の株になっている


か、葉の数は何枚あるか数えたり観察したりしながら草取りをしてみて下さい」とご挨拶、森光副塾長が「今日は暑いので、暑くて疲れたら日陰で休んだり、水分補給をして下さい」と注意事項を話し、草取りのやり方を田んぼの中で見せて下さいました。稲の株の周りの泥を両手で掻くようにして、抜いた草は


泥の中に埋めます。
皆で南側の黒米の田んぼに移動して、自分が草取りする稲の列を決めて並び、まっすぐ進んで最後まで草取りをすることになりました。
そのころ続々と塾生が来ましたので、田んぼの中は草取りの塾生で賑やかになってきました。


今年2年目のS君は、言われたとおりに黙々と稲の株の周りを両手で掻いてお手本通りの草取りをしていました。
草取りしていたお父さんが「何かと思ったらカメがいたよ」とかざして子どもたちに見せました。


稲の周りには小さな草が生えているところと、生えていないところとありました。稲の株は数えてみると12~15株くらいになっていましたので、4倍くらいに分けつが進んでいるようでした。


皆熱心に真面目に草取りしましたから、途中休憩をしましたが、黒米とうるち米の3枚の田んぼの草取りが11時半ごろには終わってしまい、お昼休みになりました。


生き物探しをして楽しんだ塾生たちは午後1時になると、残りの田んぼ(もち米と伊勢ひかりの3枚)の草取りをしました。皆熱心に草取りしましたから1時半には終わってしまいました。


田んぼの隅で捕まえたカメを逃がしている塾生たちがいました。
田んぼの東の空き地に今こんにゃくが、まだら模様の茎をのばして生えています。根元には子どもの苗がいくつも出ていました。


皆が草取りした田んぼはさっぱりして、稲が気持ちよさそうです。

終りに森光副塾長が「皆さんが一生懸命草取りしたので、草取りが早く終わりになりました。稲は順調に育

っているので秋の収穫が楽しみです。来週はサツマイモ畑の草取りがありますので、また参加して下さい」とご挨拶がありました。

今日の参加塾生は8家族27名、一般2名、スタッフ14名でした。皆でテントの片づけをして帰りました。フキを摘んだり、しばらく田んぼで遊んでから帰った人たちもいました。