

曇っているけど時々晴れ間の今日、サツマイモの苗植えをしました。
サツマイモ畑は1週間前にスタッフが畑の草取りをして、堆肥置場に出来上がっていた堆肥を畑に蒔いて、トラクターで耕してありましたので、苗を植え付ける準


備は整っていました。
午前10時になると畑に塾生が、昨日に引き続き大勢やってきました。午前の参加は13家族38名です。
苗を植え付けるためには最初に畝を作らねばなりません。スタッフが75㎝間隔に畝の位置を決めて、紐を


渡して標しを付けていました。
皆が集まったので畝作りから始まりました。大人も子どもも標の位置に、富士山を作るように鍬で土を盛り上げ、サツマイモの苗を植え付ける畝を作りました。鍬を使ったことが無い子どもや大人が畝を作れるのか


しら?と思っていましたが、皆一生懸命教えられたように畝作りをしましたから、不完全なところはスタッフが修正しましたが、1時間もすると19通りの畝が出来上がっていました。小さな力でも沢山集まると、こんなことができるのだと感心しました。

皆さん一生懸命働いて、喉も乾き疲れていましたから10分間の休憩をしました。
我が家の庭に、丁度スモモが食べごろに実っていましたので、休憩の時に皆さんに食べて頂きました。赤くてさっぱりと甘い実は、皆のおやつになれて好かったです。


カミキリムシを捕まえて籠に入れている塾生がいました。カミキリムシはみかんの木の幹を食べる害虫と聞き、家で飼うときに気を付けなければいけないねと、お母さんが話していました。


休憩が終わるといよいよサツマイモの苗を植えます。水を蒔いた畝の頂上に、40㎝間隔に苗の頂点を東に向けて植え付けます。
川口塾長と森光副塾長が苗の植え付け方のお手本を見せて下さいました。根が出てくる苗の節々はしっ


かりと土を被せ、葉や芽の頂点は土から出るように植えます。塾生の皆さん一斉に苗植えをしました。植え方を直してもらっている人もいました。
午前11時半には18通りの苗が植え終り、午前の部は終りになりました。



午後1時からは午後の部の始まりです。午後も6家族25名の大勢の塾生が来ました。
さっそく畝作りから始まりました。午前と同じように午後の塾



生たちも、初めての鍬を使って皆で畝を一生懸命作っていました。
幼い子たちは、トンネルを作っては駄目よと言われて、シャベ



ルで畝のお山を作っていました。
畝ができると水まきをして、塾長のお手本を見てから苗を植えます。田植えの時におだんご作



りをしていたYちゃんが、今日は自分で植えたいと、真剣にお母さんの横で苗を植えていました。
休憩をしてから、残りの畝に


苗を植えて、サツマイモ畑の約30通りの畝の全部に苗を植え終わることができました。
スタッフのKさんが塾生が植えた後の畝を鍬で整えていました。

Oさんが畑の両端を鍬でかいて溝を作っていました。これは和久田さんが畝を作る耕作の時の方法で、このようにすると、雨が降った時の畑の水はけを良くするそうです。

最後に子どもたちが楽しそうに、水を引くホースをタンクの中で洗う手伝いをしていました。
サツマイモ畑には水が無いので、川からポンプでくみ上げた水を車で運んで畑にセットした大きなタンクに入れて、ホースで蒔く予定でしたが、ホースから水が出てきませんでしたので、ペットボトルやバケツで手運びして、苗を植え付ける前の畝に蒔きました。
子どもたちは、普段水道の蛇口をひねればすぐに水が出てくる便利なことが、このサツマイモ畑ではできないことを体験して、水を無駄にしてはならないことを知ったようでした。