

竹藪のある狭い通路を降りきった処がホタルを観察できる場所です。


清らかなせせらぎの音がして、アジサイや花菖蒲が咲いていました。

塾生にホタルの話をする予定のSさんが、ホタルの幼虫のエサのカワニナをせせらぎの中から探し出して、木の切り株においてありました。
午後7時の始まりの時間が近づくと、人々が続々と谷へ降りてきました。今日の参加は塾生18家族58、一般24名、スタッフ13名、合計95名もの大勢の集まりとなりました。

始まりに萩原副塾長が、「ここは富塚の切田ヶ谷と言う場所で、人工ではなく自然にホタルが発生しています。その訳は、この場所にきれいな水が流れ、ホタルが棲み易い自然があるからなのです」と話されました。

次に清水副塾長がホタルの話をされました。「今日見るのはゲンジボタルです。ホタルは卵から1年かかって成虫になりますが、成虫になったホタルはたった7日間しか生きられません。その間に一生懸命パートナーを探して光るのです」
その話を聞いていたS君が、「ホタルはたったの1週間しか、本当に生きれないの?」と聞き返してきました。
スタッフの話が終わるころにはあたりが暗くなり、先の方の木の下あたりでホタルが光り始めました。子どもたちが「いた」「光ってる」「すれ違った」と歓声を上げています。
今日は曇って蒸し暑い日でしたから、こんな日はホタルが好きな日なのでしょう。谷の前後左右に沢山のホタルの光が見られました。
先の方の藪に行ったらホタルを触ることができるかと、塾生たちが列になって行こうとしていました。


そのうちに捕まえたホタルを手の中でそっと見たり、代わりばんこに手渡ししてホタルの明かりを見ている人たちがいました。皆が優しく扱っているからでしょうか、ホタルはしばらく皆の手の中にいて逃げて行きませんでした。


ホタルを見て触って十分に観察して、8時10分、森光副塾長が「ホタルはきれいな水と自然が無いと生きていけないので、とみつか未来塾ではホタルが棲めるような川にしたいと、毎月川のゴミ拾いをしています。


皆さんも川を汚さないように気を付けましょう」と、挨拶されて解散となりました。
懐中電灯の忘れ物がありましたので、お心当たりの方はお申し出ください。
明日はサツマイモの苗を植えます。皆さんの参加をお待ちしています。