

大雨が降って、紀伊半島に大災害を起こした台風12号が去って、浜松も午後には雨が止み曇り空になりました。昨日(5日)は予定通りに夕方6時、富塚西小学校で「星の観察会」を行いました。
講師は八木弘己先生、浜松天文台で長年ボランティ


アをされている星の観察が大好きで天体に詳しい方です。昨年に続いて今回は2回目の観察会です。
空が曇りか雨なら体育館でプロジェクターの写真を見ながら星のお話を聞く予定でいました。
6時の始まりの頃は、空は曇っていましたが雲の間


に月が見え隠れしていたので、晴れた時にはすぐ観察できるようにと、八木先生は用意した3台の望遠鏡と双眼鏡を据え付けていました。
お天気が悪いので、どのくらいの人が集まるかしらと心配しましたが、塾生や一般の方たちが次第に集まっ


てきた6時過ぎ、体育館で八木先生から天体のお話を聞くことになりました。
先生は「とみつか未来塾」の皆さんに合った話をしますと、宇宙が誕生して人間の先祖が生まれるまでのことを、プロジェクターで映した写真を見せて話して下さ


いました。
宇宙が誕生して現在まで137億年の年月が経ったそうです。スケールの大きな数字で難しいですから、分かり易くするために137億年を1年と考えるなら(1秒は400年)、宇宙が生まれた時は1月1日、現在は12月31日となり、私たちが住む地球や太
陽が生まれた時は9月10日になるのだそうです。難しいですが興味深いお話でした。
人類が誕生の頃まで話された頃、空が晴れたので校庭に出て、望遠鏡で実際の天体観察をしました。3台の望遠鏡で最初は月を見ました。月の表面のクレ

ーターが丸くくっきりと綺麗に見えました。先生は夜空を見上げて夏の三角形を作っているベガ、アルタイル、デネブの3つのはっきり光る星を教えて下さいました。夜空に沢山瞬く星の中から三角形を探し出すのは難しいですが、レーザー光線でその場所を示して下さったのですぐに分かりました。白鳥座の近くの天の川の星の集団や、M57という星が爆発してぼやーとなった塊やアルビデオという白鳥の嘴やペルセウス座2重星団なども見ました。
星について興味津々の塾生たちが八木先生に次々といろんな質問をしていました。先生は塾生たちの質問に解りやすく丁寧に答えて下さっていました。

台風が去って空は晴れ渡り気持ちの良い秋風が吹いていました。いつまでも望遠鏡をのぞき、塾生と先生のやり取りを聞いていたいような夜でした。
星の観察会には、塾生6家族19名、一般26名、スタッフ15名、合計60名の参加をいただき盛況な会となりました。
※早く見た人へ、青字の部分少し訂正しました。