

さわやかな今宵、富塚切田ケ谷(キッタガヤ)にあるホタルの里で「とみつか未来塾」のホタル観察会をしました。
このホタルの里は、和久田さんが昔お米を作っていた田んぼだったところです。今は休耕していますが、きれいな水が流れ、年に何回も草刈りしたり、周りの山や竹藪もよく手入れされているので、季節になるとゲンジボタルが自然発生して観られます。また希少な植物もあるところです。今日は降りる道の途中に白い山百合が2輪咲いていました。

今日の観察会で皆が歩きやすいようにと、和久田さんがお掃除して下さっていたので、観察地への通り道はとても綺麗になっていて、降り易くなっていました。谷には観察しやすい場所が作られています。
あたりが暗くなり始めた7時半ころには塾生がだんだん集まってきました。今日の塾生の参加は10家族25名とスタッフ8名、そのほかにホタルの噂を

聞きつけて、近くの人たちも谷へ降りてきました。
和久田さんは毎年ホタルの初見日を記録しているそうですが、今年ゲンジボタルをこの谷で初めて見たのは5月31日だったそうです。お話を聞いているうちに木の茂みの暗い中で、ゲンジボタルが静かに点滅を始めました。空中に舞うホタルもありました。皆で目を凝らして小さな明かりの点滅を見つめ

ました。せせらぎの音とカエルの声を聴きながら、さわやかな夜風が心地よい宵でした。