

金曜日夜の急な雨で、せっかく干しあがった黒米を濡らしてしまい、脱穀2回目は日曜日に延期になりました。稲穂が濡れたまま脱穀すると機械が詰まってしまい、湿った籾を保管すると痛みの原因になってしまいます。土曜日はお天気が良かったので、濡れた稲穂を乾かすことができました。

毎年、脱穀はエアフェスタと重なります。土曜日は事前予行の飛行が見られましたが、今日の本番も朝から田んぼに飛行機の音が轟いています。


今日の脱穀は黒米だけなので、スムースに進みました。山積みにした稲穂の付いた藁を脱穀機に通していきます。脱穀機の横では、機械で取り切れなかった稲穂を手作業で探していきます。稲刈りをした時に稲穂の先を丁寧に揃えて束ねないと藁の内側に穂先が入ってしまい上手く脱穀できないことがあります。

どの作業も今やっていることだけでなく、その先のことも考えることが大切ですね。
未来塾の藁は無農薬なので、有効利用すれば貴重な資材になります。籾を取った藁は山積みにして保管しますが、

先週積み上げたものが崩れそうになっていました。よく見ると、スガイでの縛り方が緩かったり、穂先と根元を交互にして束ねるのが崩れていたり。きちんと束ねてあると崩れにくいし、使う時に運び出しやすくなります。経験が必要ですが、このような小さな知恵を少しずつ学んでほしいなと感じました。
機械を使った脱穀は午前中で終えることができました。午後は種籾の脱穀やお正月飾りの藁の準備を手伝ってほしかったのですが、2家族を残して皆さん帰られてしまいました。

田んぼの真上を飛ぶブルーインパルスには全く興味をしめさないK君が足踏み式脱穀機で脱穀してくれました。残りはIさんが手伝ってくださり、種籾の脱穀をするこができました。来年の苗を作るための種籾は、スタッフが家で大切に保管しておきます。

芋掘りやイベントは出席率が高いのですが、脱穀のような活動の出席率が低いのが残念です。お母さんだけ出席してくださった方もいらっしゃいましたが、地味な活動こそ学ぶことが多いですよ!今期残り少ないですが、準備から片付けまでを通した活動から学ぶことが大切ではないかな、と考えています。