

先週は花を咲かせていた稲穂が膨らみ色づいてきました。休憩場所には40センチくらいの大きさになったヘチマが育っていました。
今日はお米作りの活動の中でも3本の指に入る重労働となる竹の切り出しです。残暑が厳しいですが、ハズができないと美味しいお米になりません。


皆で協力して竹の準備をしたいと思います。
まずはハズの支柱にする太い竹を田んぼの川向うの竹林から切り出します。枝の茂った竹を切り倒すのも一苦労ですが、人や田んぼの上に倒れてこないようロープを張りながら


川を跨いだ田んぼ側に倒していきます。生きている竹は水分を含みとても重く10m以上の長さがあります。広場へ運ぶのに5~6人で担ぎましたが、ずっしり肩に重さを感じました。広場に運んだものは枝が邪魔なので切り取ります。枝の付け根に傷をつけ枝を蹴るとパキッと枝が取れます。


慣れるまで切れ込みを入れる場所に悩んだりしますが、コツを掴んだお父さんお母さんたちが次々と枝払いをしてくれました。


手の空いている人たちはスガイ作りをしてくれました。スガイも経験を積むと自然と手が慣れてくるのですが、久しぶりに作る人は手が動くようになるまでが大変です。スタッフたちに教わりながら数本作ると縄らしいものになってきていました。Sさんが、スタッフの川口さんの作ったスガイが


編み目が締まって揃ってきれいなことに驚いていました。同じ材料を使っているのに不思議ですよね。熟練の技は経験が必要ですが、K君が熟練の技を開花させていました。去年のスガイ作り終盤になってきれいなものが作れるようになったそうですが、手が覚えていたようです。

目の揃ったしっかりしたスガイを作っていて驚いてしまいました。
竹の準備は、更に細く長い竹を橋を渡った奥の竹林から15本以上切り出す必要があります。

細いので大人二人で運ぶことができますが、本数が多いので汗だくになりながら何往復もしながら運びました。
お昼ごはんを食べ、広場に並べられた竹の枝払いをしました。水分補給はしていますが、汗が顔にも流れてきました。以前、竹の切り出しはスタッフだけてやっていました。

なかなかの重労働でスタッフたちも年々歳を重ねていくので、昨年から塾生も参加の活動としました。やはり人手があると助かります。スガイは450本できました。あと500本欲しいので、ハズ作りの時に頑張りましょう。

竹を運びながら消費カロリーが高いのではと考えていましたが、夕ご飯が美味しくて食べ過ぎてしまいました。参加してくださった皆さん、お疲れ様でした。