しめ飾り作り

しめ飾り作り1 12月13日は煤払い(すすはらい)の日で、家の煤を払って大掃除をする日でした。お掃除をするとともに、お正月に年神様を迎えるためにお正月準備を始める日とされています。皆さんは、新年を迎える準備を始めていますか?未来塾では今年もスタッフの川口さんの指導の下、皆で育てた稲の藁を使ってしめ飾りを作ります。
しめ飾り作り2
  10月に脱穀した際に、緑色で真っすぐな藁をしめ飾り用として取っておきました。先日、その藁の根元部分の汚れた葉を除く「袴取り」をしておきました。藁を綯う作業はスガイ作りで慣れている方も多いですが、しめ飾りは神様を迎える神聖なものを意味するために、スガイの時とは反対の左綯いで作ります。
しめ飾り作り3ベテラン塾生さんは毎年作っているので、作り始めると手が覚えているようです。ササっときれいな輪飾りができました。初めての人は苦戦していましたが、スタッフや周りにいる人たちと教えあいながら作業を進めます。小3のKくんも慣れた手つきで立派な輪飾りを綯っていたので驚きました。
しめ飾り作り4 輪飾りの綯った藁の隙間に前垂れ用の藁の束を挟み込む作業は、毎年作っていても手こずります。前垂れの藁が折れてしまったり、輪飾りの中心からずれてしまったり。
 本体ができたら、あとは飾りを付けていきます。スタッフの萩原さんが、今年もしめ飾り作り5農家の方から橙とユズリハをいただいてきてくれました。清水さんがウラジロを活動前に採ってきてくれました。ウラジロはすぐに乾燥してチリチリになってしまいます。もし気になる方は、飾るまでウラジロだけ濡らしてビニール袋などに入れておくと乾燥を防ぐことができます。
しめ飾り作り6  葉の裏が白く、対の葉の間から新芽が出るウラジロは、清廉潔白、子孫繁栄を意味します。橙は代々栄える、ユズリハは古い葉が新しい葉に譲るように落葉することから子孫繁栄を意味します。紙垂は岩の中に隠れた天照大神をおびき寄せるために使われたことから、神様を迎える神聖な場所を示します。皆さん、立派なしめ飾りを作ることができました。
 しめ飾り作り7
 田んぼの土づくりのために撒いた糠で雪合戦ならぬ糠合戦をしている子たちがいました。ゲームやおもちゃがなくても遊びを作り出せる子たちの中に、未来塾の活動を通して育まれた糧を見ることができ嬉しかったです。

 新年は1月7日に昔あそびの活動があります。お汁粉を用意しますので、参加される方は参加人数をご連絡ください。1月中旬までに感想文集用の原稿の提出をお願いしますので、冬休み中に書いて昔あそびの際に提出していただけると助かります。
 今年も皆さんのご協力のもと無事に活動をすることができ、ありがとうございました。
 良いお年をお迎えください。


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