
ゴールデンウイークが始まりました。あいにくの雨で予定が延期になりましたが、今日は楽しみにされている方の多い新茶摘みです。
大平台の「やますえ製茶さん」のご厚意で、毎年茶摘み体験をさせていただいています。

萩原副塾長から、浜松ではまだ感染者がいるので油断せず行動しましょうと注意がありました。森光塾長からは、春分から数えた八十八夜には数日早い(5/2)ですが、手摘みのお茶は貴重で高級茶となります。夏に手もみ茶を作りますので、頑張って摘みましょうとお話しがありました。やますえ製茶の鈴木さんからは、枝先のまだ開いていない葉を一芯とし、

その下2枚の葉までを一芯二葉と呼び摘んでいくよう教えてもらいました。
スタッフの川口さんが作ったぼうらと呼ぶ茶摘みカゴを腰にすえ、茶摘みのスタートです。すでにお茶農家さんは今年の新茶の収穫をしています。

やますえさんでも収穫が始まっていますが、未来塾のために残しておいてくださった茶畑は、お茶の木の表面が若草色になっていました。
おしゃべりを楽しみながら手は止めず、小さな子も一生懸命葉を新芽を摘んでいます。

頑張ってもなかなかぼうら一杯にならず、何度もぼうらの中を覗き込んでいる子がいました。手摘みの大変さをしみじみ感じましたね。「茶つみ」の歌を聴きながらぼうら一杯に収穫し、大きなカゴもいっぱいにすることができました。指先が緑色になってしまったのではないでしょうか。

茶畑でない場所で、袋を持った子たちが何やら夢中で収穫していました。覗いてみるとダンゴムシを沢山捕まえていました。通りかかった農家の方が、ダンゴムシは食べられないね、とほほ笑んでいました。目をキラキラさせながらダンゴムシを見せてくれて、こちらまで嬉しくなってしまいました。


途中、やますえさんが新茶を振る舞ってくださいました。爽やかな口あたりのあと、まろやかさのある深い味わいが広がり感動してしまいました。お土産にもいただき、そのお茶を飲みながらブログを書いていますが、やますえさんの味にならず腕の違いを感じています。摘んだ茶葉もお土産にいただきました。帰宅後、天ぷらにして昼食にしました。我が家では欠かせない春の味です。お茶の葉のレシピを載せますので、参考にしてみてください。
自家製手もみ茶
① 30~40枚の葉をラップし、500~600wのレンジに30秒かけて蒸す
② ホットプレートを低温にして、できれば和紙をのせ、茶葉を広げる
③ 茶葉をホットプレートの上でふわっと持ち上げてパラパラと落としながら手ぶるいをして乾かしていく
④ 茎にシワが入るくらい乾燥してきたら、手もみをする
⑤ 色が黒ずみ固くなれば出来上がり
※ ホットプレートで長時間かかる根気のいる作業なので、やけどに注意してください
※ 茶葉の量を多くできますが、その分時間がかかります
自家製紅茶
① 茶葉の重さを測っておく
② そのまま翌日まで置いておき、水分を飛ばす
③ 30分~1時間葉がベタっとするくらい、量が半分くらいになるまで手で揉む
(低温のホットプレートの上で作業しても良い)
④ 50℃なら1時間、30℃なら3時間くらい湿度のある状態で蒸して発酵させる
レンジの発酵機能を使っても良い
⑤ 赤茶色になってきたら(少し緑色が残るくらい)、加熱して発酵を止める
オーブンなら120℃10~15分、レンジだとペーパータオルを敷き600w2分2回のあとさらに様子を見ながら1~2分かけて水分を飛ばしてできあがり
お茶の葉グラッセ
① 茶葉と同量の砂糖と、砂糖が溶けるぎりぎりの量(50ccくらい)の水を鍋に入れる
② 水が沸騰したら火を弱火にし水分を飛ばす
③ 水分がなくなり、茶葉や溶けた砂糖が茶色くなる前に火と止める
④ 茶葉をクッキングペーパーに広げてお好みでグラニュー糖をまぶして乾かす
(翌日には固くなっています)
お茶の葉の天ぷらは160℃くらいの温度で、お茶の緑色が残るようサッと上げるのがコツです
今日摘んだ茶葉は、やますえさんが保管してくださり、7月の活動でお茶に仕上げます。本格的な手もみ茶になるので楽しみしていてくださいね。