緊急事態宣言が続いているので、スタッフのみでハズ用の竹の切り出しを行いました。
ハズとは稲刈りした稲穂を干す、物干し竿のようなものです。今年は農家の方から頂いたパイプのハズも併用するので例年より少ない数で済みますが、それでも竹は20本以上必要です。田んぼの広場と川を挟んだ向かい側の竹林から竹を切って、滑車を通したロープを使って運んできます。おそらく未来塾の活動で、竹の切り出しが一番の力仕事だと思います。大変さを知っているYさんが手伝いに来てくださいました。新スタッフのIさんも来てくださり、心強い助っ人二人が加わり作業開始です。

切りたての竹は水分を含み、重くなっています。5人がかりで引きづろうにも、枝の先ではクズやフジの蔓が絡まり運べないものもありました。蔓を切ったりして、力を合わせて20本以上の竹を切り出すことが出来ました。広場に運び込まれた竹は、枝掃いをしないと使えません。枝の付け根にノコギリで傷つけ、足で枝を蹴ると簡単に枝を掃うことが出来ます。初めて枝掃いをしたIさんも「きれいにできると気持ち良いですね」と言いながら黙々と作業していました。

8月中は緊急事態宣言下で家に籠っていたためか、竹を引きづるだけでも汗だくで息が荒くなってしまいました。大変だけれど他では体験できない活動なので、是非来年は塾生の皆さんにも参加してもらいたいです。

いつも掃った枝でスタッフの川口さんが竹垣を作ってくれます。太い竹の竹垣は凛とした雰囲気がありますが、枝で作られたものは温かみを感じ和みます。作っている作業風景も、なるほどと感心させられます。機会あれば見てくださいね。
次回、塾生の活動はハズとスガイ作りから再開予定ですが、活動内容が変更になるかもしれません。近くなりましたら連絡します。