味噌作り

味噌作り味噌作り 昨日のことになりましたが、いよいよ今年も最後、師走になりました。小春日和で、お味噌つくりには絶好の好いお天気の日で、伊佐地にある農業環境改善センターで、「とみつか未来塾」では、2年ぶりの味噌つくりをしました。参加者は塾生7家族とスタッフ合わせて30人でした。
 前日に洗って大鍋の中で水に漬けておいた20kgの大豆と1kgの落花生をお湯に換えて、朝8時半に点火して、豆を煮始めました。大豆が煮上がるには時間がかかるので、朝早くにお湯で煮始めたのです。大豆は煮ると、始めのうちは灰汁が沢山出てきて、吹き零れるので、火加減を注意して、常に灰汁をすくって捨てます。農業環境改善センターの所長さんが、着火味噌作りの時から煮上がるまでの火加減の調節と、灰汁すくいをご指導下さり、手伝って下さいました。
味噌作り その間に集まってきた塾生やスタッフは、5つの調理台に置かれた大きなパットの中に測って入れた天塩と麹を手で混ぜ合わせたり、昼食の準備を始めました。
 10時、大豆味噌造り体験教室が始まりました。講師はスタッフの四村さんです。四村さんは子ども時代から家で味噌をつくり、手伝ってきた方味噌作り味噌作りです。今日の味噌の材料は、北海道産の大豆20キロ、浜松産の落花生1.2キロ、米麹20キロ、赤穂の天塩8キロで、最高によい材料を使い、作り手は塾生で、安心の美味しいお味噌ができるとのことです。
 10時半に、2時間かかって大豆が煮上がりました。今日の大豆は煮こぼれしない、おとなしいよい大豆だったと、所長さんがおっしゃいましたが、大豆にも色んな性格があるのですね。
味噌作り 煮た大豆はざるに上げて、風の吹く外で冷ましました。冷ましながら、皆で煮上がった大豆の味見をして見ました。優しい味わいがありました。それから冷めた大豆を麹のバットに入れて、よく混ぜ合わせます。程よい柔らかさにするために大豆の煮汁(種水)を加えながら混ぜたものをミンチ機に掛けて、つぶれたものをボール状の味噌玉にしました。大人も子どもも、皆で混ぜたり、ボールにしたり、味噌つくりは楽しい作業でした。手に傷のある人は、悪い菌が入らないように手袋をしましたが、健康の人の綺麗に洗った手に付いている菌は、お味噌の美味しい味を作るのだそうです。不思議なことです。
 味噌玉は2.5キロずつに測って、最終は2,5キロ入り31袋、2キロ入り1袋の合計79キロのお味噌が出来上がりました。
味噌作り 丁度その時12時で、嬉しい昼食の時間になりました。スタッフが炊いて準備した黒米と赤米とむかごごはんに、豚汁とサラダや漬物やおかずがいろいろあって、皆で楽しく、美味しくいただきました。
味噌作り 食事の後は、皆で片付けやお掃除をして、四村さんが味噌の保管方法を教えてくださいました。これから1年くらいの間、清潔な容器の中で空気を抜いた味噌玉を、時々様子を見ながら冷暗所で管理します。皆で作ったお味噌はどんな味のお味噌になるでしょうか。楽しみで、生き物を飼っているような気になることですね。
 農業環境改善センターの傍には森の水車公園があります。味噌つくりの後、公園へ散歩しました。小春日和の公園は水車が回って、山茶花が花盛り、紅葉が最高に綺麗でした。
         


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この記事へのコメント
お味噌の材料に落花生も使うとは初耳でした。
健康な人の手に付いた菌も入り、さぞかし美味しい
味噌が出来るでしょうね。
Posted by YATT at 2007年12月03日 11:25
YATTさん コメント有難うございます。私も落花生はここで初めて経験しました。

昔から遠州では(遠州に限ったことかどうかも分りませんが)、落花生を入れて作っていたところがあるようです。

味も香ばしくてとてもおいしいということですよ。半年後が楽しみです。
Posted by mirai at 2007年12月03日 14:32
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    コメント(2)