籾まき

20210418籾蒔き3 昨日の大雨で、籾まきが今日に延期になりました。空は晴れ渡っていますが、冷たい風が強く吹いてきます。昨年はコロナ感染予防のためスタッフだけで行いましたが、今年は塾生の皆さんと一緒に籾まきをすることができました。
20210418籾蒔き1
 森光塾長から、お米作りの作業は時期が決まっていて待ったなしなので、コロナ感染予防に気を付けながら活動をしていくことと、籾まきについてのお話しがありました。
 塾長からのお話にもありましたが、今日苗床に蒔く籾は芽出しをしてあります。
籾とは、稲の果実にあたります。皆さんが食べているお米は、籾の周りについている籾殻を籾すりして玄米にし、さらに精米して糠や胚芽を取り除き白米にして食べています。塾生のお父さんが「ひまわりの種も周りに殻が付いているでしょ」とわかりやすい説明をしていましたが、今日蒔くのは殻のついたままの稲の種で種籾とも呼ばれています。
 昨年収穫した稲を脱穀して種籾として保管しておきました。その種籾を塩水選別し良い籾を選りすぐり、温湯消毒し、水に浸けて発芽の準備をさせます。積算温度が日数×水温=100になるよう調節し、最後に発芽を一斉に揃えるために水温を30℃にして12時間浸けて発芽させました。発芽と言っても実際は根なのですが、籾から白い糸のようなものが見えたと思います。

20210418籾蒔き5籾まき 代かきして水を入れた苗代に、平らにならされた苗床ができています。その苗床に籾を重ならないように蒔いて苗を育てます。今日の水温は15℃で少し冷たかったのですが、「気持ち良い」と言いながら初めて田んぼに入る子もいました。籾まきお父さんお母さんたちも、日ごろ裸足で外を歩くこともありませんが、水や泥の感触を楽しんでいたようです。もち米、黒米、愛知のかおり、伊勢ひかり、日本まさりの5種類が混ざらない様に気をつけながら蒔きました。

20210418籾蒔き2 蒔き終わった籾を鳥に食べられないよう防鳥ネットを張らないといけません。いつもネットを広げるのに苦戦しますが、今年はベテラン塾生のお父さんお母さんが率先して助けてくださいました。皆さんが手伝ってくれたので、竹を組んだ支柱にスムーズに張り終えることができました。 

籾まき籾まき 苗代では元気な苗を育てることができますが、スペースに限りがあるので育苗箱でも苗を作ります。ビニールハウスで温度管理をして発芽させ、ある程度育ったら日に当てて田植えが出来る大きさにします。

籾まき籾まき 毎年、田植えの時には塾生の皆さんが元気育った苗を持ってきてくれますが、今年も上手に育てることができると良いですね。苗代と育苗箱の苗も、スタッフが水や温度の管理をしながら見守っていきます。お時間あれば、田んぼに遊びがてら苗の育ち具合を見に来てくださいね。



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