土曜日の予定だった脱穀が雨のために今日に延期になりました。なんだか週末に雨のことが多いですね。薄曇りで気温も上がりませんが、身体を動かすのにはちょうど良いお天気です。

ハズの稲は雨で濡れてしまわないようにスタッフがブルーシートをかけておいてくれました。そのブルーシートをはずしたり、先週脱穀機を貸してあげてその籾が脱穀機の中に残っていたので掃除をしたりしながら塾生が集まってくれるのを待っていると、やる気満々の塾生たちが集まってくれました。



森光塾長から作業手順の説明がありました。もち米から脱穀し、うるち米を後に行います。もち米にうるち米が入ってしまうと、モチっとしたお餅に固い米粒の食感が混ざってしまい美味しさが半減してしまいます。うるち米にもち米が混ざる分には、逆にモチっとした食感になり気にならずに食べることが出来ます。今日脱穀した籾は、後日農協で籾摺りをしてもらいます。その際、お米の水分量が多いと受け付けてくれません。以前、水分量を測定せずに機械を通してしまい、水分が多かったようで機械の中でお餅のような状態になってしまったことがありました。それ以降、脱穀した籾を何回かブルシートに広げて天日干ししてから農協へ持っていくことを教えてもらいました。萩原副塾長からは脱穀機での作業なので、ケガしないよう気を付けるよう説明がありました。



ハズから稲をはずして脱穀機まで運び、一束ずつ機械に通します。藁に取り残した籾が残っていないか手分けしてチェックしていきます。残った藁は翌年のスガイ用に倉庫で保管しておくのですが、今年は雨で湿っています。

湿った藁はそのまま保管しても痛んで使えないので、乾いているものを選んでハズにかけなおして乾燥させることにしました。藁を保管する倉庫の掃除をしていたら、藁で作った巣の中に野ネズミの子どもが5匹いました。

午前中にもち米を終え、午後はうるち米の脱穀をしました。順調に脱穀が終わり、苗代の横でしめ飾り用に育てていた稲をMさん親子に稲刈りしてもらいました。干していた稲をはずしたハズは解体し、子どもたちが竹の片付けをしてくれました。

まだ正確な収量はわかりませんが、例年通りの収穫があったようです。

水場の近くにキクラゲが育っていました。雨の翌日に見ることが多いですが、大きく育っていて美味しそうです。希望された塾生の方にマコモダケと一緒にお土産として持ち帰ってもらいました。
最後の片付けまで頑張ってくださり、お疲れ様でした。