朝から暑さを感じ、ステイホーム生活を続けていた皆さんには、この日差しのもとでの畑仕事は大変かもしれません。今日はサツマイモの苗の植え付けです。

サツマイモ畑はあらかじめ肥料と堆肥を蒔いて耕運機で耕しておきました。畑は足を入れると沈んでしまうくら土がフワフワにやわらかくなっていました。毎年芋畑の草取りをした草を集めて堆肥を作りますが、堆肥を掘るとカブトムシの幼虫が沢山出てきました。堆肥の栄養が良かったのか、丸々としてずっしりと重くなっていました。


萩原副塾長と森光塾長から挨拶と活動説明がありました。沢山の塾生が参加してくれましたが、半分以上の方が初めての植え付け作業です。子どもたちもきちんと説明を聞き、先ずは畝作りからスタートです。


等間隔に基準線の紐を張り、その線と線の中心に山の尾根のように土を盛っていきます。初めて鍬を使った人も多いようでしたが、スタッフに教えてもらいながら上手に畝を作っていました。

作った畝は、1列おきにマルチシートという黒いシートで覆います。雑草が生えず、土の温度を保ち、乾燥を防いでくれます。農家の方は全ての畝をマルチシートで覆うのですが、雑草取りも大切な畑仕事です。マルチシートを敷かなかった畝は、草取りをして農作物を育てる大変さも経験してほしいです。

尾根の頂上を平らに均し、さらに苗を植えつける溝を作ります。土は風が吹くと舞い上がってしまうくらい乾いているので、あらかじめ水やりをして土を潤しておきます。水を含んだ土に40センチ間隔で苗を植え付けていきます。

サツマイモは葉の出ている節のところから根が出てお芋ができます。畝と平行に3~4節がしっかり土に埋まるようにします。垂直に縦に植えると数は少ないけれど大きな芋ができ、横に植えると個数が多く小さい芋ができます。未来塾では焼き芋に良い大きさにしたいので斜めに苗を植え付けていきます。

毎年苗は農家の方が植え付けを終えて使わなかったものをいただいています。今年はまだ農家の植え付けが終わっていないようで、数が揃わず、作った畝全てに植え付けをすることができませんでしたが、植えた苗はしっかり植え付けられ午前の活動を終了しました。

午後は3家族と少なかったのですが、ベテランの塾生さんもいらしたので畝作りがすぐに終わりました。午後の方用に残しておいた苗を1本ずつ丁寧に植えてくださり、1時間で作業を終えました。追加の苗が手に入りしだい、残っている畝に植えつけます。日時が決まりましたら皆さんに連絡します。

野菜もお米も植えたら勝手に育ってくれるわけではありません。草取りなどをして手をかけて美味しいものが収穫できます。これからの草取りも頑張りましょう。今日は暑い中、お疲れ様でした。