
昨晩の雨が上がり、今朝は暖かく過ごしやすい日となりました。
富塚協働センターにスタッフは9時集合し、塾生の皆さんに新年を迎え楽しい時間を過ごしてもらえるよう会場の準備が始まりました。
毎年昔あそびでは、和室床の間にスタッフTさんが作った大きなつるし雛が飾られますが、今年は新たに小さいサイズのものも加わっていました。


その他羽子板、人形、お正月の生け花なども飾られ、その他スタッフが持ち寄った昔遊びの道具が並べられ、畳の上には緋毛氈が敷かれ百人一首の準備も整いました。

調理室では、おもちを切ったり、あんこを鍋にかけお汁粉の支度も始まりました。
10時すぎには塾生の皆さんも集まり、和室は賑やかになってきました。


最初に森光塾長からの挨拶があり、かるたの説明などのお話がありました。
恒例となった出席者みなさんでの百人一首大会からスタートです。塾生のお母さんが読み手をしてくださいました。

百人一首は昔の人が読んだ和歌をカルタにしたもので、読み手の詠んだ下の句のカルタを拾います。
昔の言葉づかいで綴られた歌のひらがなの文字を頼りに探すので、お子さんにはとても難しい遊びです。


1句ずつが長いので読み手も大変な仕事ですが、途中読み手を交代しなが小さなお子さんたちも真剣な目でカルタを探していました。
百人一首を楽しんだ後は、将棋、囲碁、積み木、折り紙、福笑い、あやとり、コマ、編み物など色々と用意された昔遊びを楽しみました。


今の子供たちはゲームや電池で動くおもちゃなど素材や色など工夫されたものが溢れています。
塾生のお父さんお母さんたちも子どもの頃にはすでに新しいおもちゃで遊んでいたことと思いますが、今日用意されたものは紙や木でできたものばかりです。


でも、時代を超えて子どもや大人も楽しめる魅力がある遊びが沢山ありました。
囲碁や将棋をお父さんお母さんに教えてもらいながら難しい顔をして取り組んだり、幼稚園生の小さな手で上手にあやとりを楽しむ子もいました。


女の子やお母さんたちが夢中になって取り組んでいたのは、リリアン編みです。
スタッフが竹で作った編み機に毛糸を巻き、手を使って編み込んでいきます。


慣れてくるとスピードも速くなり上手に編み進めていました。

11:30には一度休憩し、調理室でお蒸し芋とお汁粉を食べました。
蒸し芋のサツマイモは、昨秋採りきらなかったものを先週スタッフが掘ってきました。
色々な種類のサツマイモが混ざっていましたが、寒さで痛むことなく美味しくいただくことができました。

お汁粉は、未来塾のもち米をつきのし餅を作ったり、小豆も豆から煮て準備したものです。
美味しいとおかわりをして食べてくれる子たちがいて、数日前から準備をしたかいがありました。

食べ終わった後は、塾生のお母さん方が中心となって食器を洗いや調理室の片づけをしてくれました。


お腹がいっぱいになった後は、時間いっぱい遊びの続きを楽しみました。
1時になり塾長から今期最後の活動の挨拶で締めくくられました。


なお、まだ文集の原稿を提出していない方は、富塚協働センターふれあいコーナー横にポストを設置しておくので15日までに提出して下さいと説明がありました。ポストに提出できない場合は、メールでも受け付けます。

未来塾の良い思い出作りになります。
小さなお子さんは絵だけでもかまいませんので、ぜひご提出ください。
最後に和室の片づけ掃除をして、無事に活動を終えました。
今期活動は終了しましたが、2017年新年を迎えました。
皆さんにとって、今年も実り多い年となりますように願っています。