

1月12日、「成人の日」の今日は、富塚協働センター和室で、「とみつか未来塾」新年恒例のイベント「昔あそび」をしました。
スタッフは午前9時に集まり、調理室ではお汁粉作り、和室の床の間には縁起の良い飾り物やいけばなをして、お部屋には緋毛氈に百人一首やその他昔からお部屋で遊んだいろんな遊び道具を準備しました。
始まりの午前10時には、塾生19家族53名、一般4名、スタッフ15名の大勢が集まりました。

> 森光塾長が、「新しい年は元気で好い年にして下さい。日本人の昔からの遊びのけん玉、お手玉、おりがみ等は、脳を活性化して集中力を高める素晴らしい遊びだそうです。今日は皆で一緒に昔あそびを楽しみましょう」とご挨拶されました。


萩原副塾長から「始めは全員そろっての百人一首を30分間、その後は好きな遊びを11時半までしたら、皆でお汁粉を頂き、その後午後1時半まで続きの遊びをして解散にします」と日程が話されました。

カルタの札が並べられた3か所の緋毛氈の周りを皆で取り囲んで、百人一首が始まりました。「久方の光のどけき春の日に」と上の句が詠まれ、次に「しず心無く花の散るらん」と下の句が詠まれると、塾生の一人が「はい!」と札をとる声が聞こえたので、皆が拍手をしました。このようにして難しい昔の歌が次々と詠まれますが、下の句のひらがなの札の字を追いながら、子どもの塾生たちが一生懸命に目当ての札を探していました。


難しいけど熱中すると面白いゲームです。詠み手は塾生のお母さんのKさん、好く通る声で詠んで下さいました。百人一首は途中30分ほどで終わりにしました。R君に拾った札を見せてもらいました。6枚も拾ったそうです。


その後は夫々好きなゲームが始まりました。
幼い子たちは床の間飾りの傍の机で積木遊びをしています。
別のテーブルでは友達同士の五目並べが始まっていました。

その横では親子で将棋、カラフルな毛糸が並んだテーブルを女の子たちが取り囲み、人気の編み物が始まっていました。

その傍らでお手玉が始まっていました。

スタッフのKさんが、お手本を見せています。もう一つのテーブルは見本のコマや時計や可愛い動物が並べられ、先生が「さー、これから何を作りましょうか」と皆に話しかけていました。

大勢で取り囲んだ福笑いは、おかしな顔が出来上がっていました。
和室の片隅で元塾長のKさんが「メビウスの輪」という不思議な切り紙を始めていました。これは細長い紙を一ひねりして糊付けして輪を作り、その輪を2等分や3等分に切ると、想像のつかない形が出来上がるのだそうです。


早速3等分に切ったS君が鎖のようにつながった二つの輪になったと出来上がったものを見せてくれました。たった一つの輪が大小の二つの輪になったのでした。メビウスの輪には、老人スタッフたちがのめり込んでいました。



編み物コーナーでは、指編みをしていたMちゃんが根気よく編んで、背丈ほどに長く編み上げていました。おりがみコーナーではカラフルで好く回るコマが出来上がっていました。

「見に来て」とS君が呼びに来ました。スタッフSさんと一緒に作ったと、ゴージャスなお城が出来上がっていました。


11時半、朝から作っていたお汁粉が出来上がりました。
遊びを中断して調理室に全員移動、皆でお汁粉を頂きました。


お汁粉に入っている餅は、やまかわの田んぼで皆で収穫したもち米のお餅です。
お代りは何杯でもできました。2歳のK君もお代りしてお姉さんたちと同じように箸でお餅を食べていました。



お汁粉を食べ終わったHさんが、綾取りの亀を見せてくれました。和室で遊びの続きが始まりました。男の子たちが碁石でおはじきをしていました。Kさん姉妹が指編みと竹編みに熱中していました。

男性スタッフたちが紙飛行機作りをしていました。好く飛ぶ飛行機だそうです。
作り方を知っている森光塾長から私も教えてもらいましたが、すぐに墜落してしましました。簡単には飛ばないものなんですね。

午後1時半、皆でいつまでも遊んでいたい時間が終わりになりました。
今年の活動はこれで終わりますが、感想文受付の箱が富塚協働センターのロビーに置いてありますので、原稿の提出をお願い致します。