

穏やかな小春日和の今日、芋ほりをしました。
サツマイモ畑へ行くと、一番に来たYちゃんSちゃん姉妹がサツマイモの花を見つけて見ていました。朝顔に似た薄紫の花です。畑のあちこちに咲いていました。次に来た元気な男の子たちがカブトムシの死骸を見つけたと見せてくれました。

サツマイモ畑には塾生が続々と集まり、午前は14家族39名の大勢になりました。

始めに川口塾長が「サツマイモを植え付けてから

今日で21週間たちました。ソバが10週目、お米は田植えから18週目、もみ蒔きからは23週目で刈り取りをしましたから、サツマイモとお米はほぼ同じくらいの機関で収穫を迎えます」とご挨拶、森光副塾長が「鍬を使うときには怪我をしないように気を付けて下さい」と話されて芋ほりが始まりました。


畑の北側から、初めに鎌でサツマイモの蔓を切り、大人が畝の根元に鍬を入れて土を緩めた後に子どもたちがサツマイモを掘り出します。
次々と紅色のサツマイモが掘り出されて、あちこちで歓声が上がります。


両手いっぱいにサツマイモを持った塾生や、頭と同じくらいの大きなサツマイモを掘った塾生が自慢の芋を見せてくれました。
掘った後に不要になったサツマイモの蔓が出ます。
蔓は堆肥置場に集めて堆肥にしますが、お料理の


上手なスタッフのKさんがサツマイモの茎を取り分けていました。
畑では賑やかに芋ほりが進行しています。
鍬を使っている塾生もいました。サツマイモ葉っぱに付いた虫を見つけた人がいました。


赤ちゃんもサツマイモを持って一人で遊んでいました。芋ほりはかなり掘り進んできました。
畑の空き地で掘ったサツマイモを洗っている人たちがいました。ドラム缶のかまどに火をおこして鍋を掛けて、掘りたてのサツマイモを煮ていました。



男の子たちはたき火が珍しくて面白くて、火の傍から離れません。焚き火の火力が強いからでしょうか、鍋を掛けて間もなくサツマイモが煮上がりました。



お手伝いをしたい子どもたちが持つトレイに煮上がったサツマイモが山盛りに載せられ、そのお芋を芋ほりに集まった全員で頂きました。

掘りたてのサツマイモはほくほくしてとても美味しかったそうです。
今日採れたサツマイモは一人一袋ずつお土産に持ち帰ることになりました。
キズやクズイモは好きなだけ持ち帰りました。


スタッフKさんが取り置いてあったサツマイモの茎を、塾生の若いお母さんたちが調理法を聞いてもらっていました。
サツマイモの茎は戦争中食べ物の無いころによく食べられた食材です。


普通は捨てられてしまうものですが、調理の仕方によっては飽食の今の時代でも美味しい食材です。
12時過ぎ、午前の部の塾生達は重いサツマイモの袋を下げて満足して帰って行きました。


午後1時からは8家族26名の塾生が来て芋ほりをしました。家族やお友達同士賑やかで楽しい芋ほりです。みるみる中に芋ほりが進んでいきます。
掘ったサツマイモは大中小に分類して、お土産用のビニール袋に平等に分けて入れました。



掘ったサツマイモの中にムーミンによく似た形の芋がありました。
A君がお母さんに料理してもらうのだと、サツマイモの茎を切って集め



ていました。
最後に来たS君が根が深く立ち上がっているサツマイモを大事そうに掘っていました。



芋ほりが終わり、サツマイモの蔓を堆肥置場に皆で片付けて、茹でたサツマイモを皆で頂きました。


4歳のYちゃんは30個以上掘ったそうです。小さいのに働き者だとスタッフが感心していました。
そのYちゃんはお母さんの背中で満足そうにサツマイモを食べていました。お兄さんのT君はホソバの実を食べたら甘かったと、その実を見せてくれました。


大発見です。昔の子どもはおやつ代わりに食べました。
午後2時半、お土産のサツマイモを一人一袋ずつ持って、塾生の皆さん帰って行きました。
すべての収穫が済んだので、来週16日はいよいよ収穫祭です。美味しい物やワクワクする事がいっぱいです。楽しみにしていて下さい。