
2013年1月14日(成人の日)の今日、富塚公民館和室で「とみつか未来塾」の「新春昔あそび」をしました。
スタッフは9時に集まって、”今年が好い年になります様に”と願いを込めた縁起の良い華やかな床の間飾りをしたり、今日遊ぶ、昔お部屋で遊んだいろんな遊び道具を並べたり、調理室ではお昼に皆で頂くお汁粉を作る準備をしていました。
あいにくの雨降りでしたが、始まりの10時過ぎには18家族48名の大勢の塾生の皆さんが集まりました。
萩原さんの進行のもと、川口塾長が「未来塾では毎年同じことを繰り返して

やっていますが、その中で皆さんは”自分は今年こんなことをやってみよう”と新しいことを見つけて挑戦してみてください」とご挨拶、昔あそびの始まりはいつものように、大人も子どもも全員で「百人一首」からでした。
お部屋に4枚の緋毛氈が敷かれ、4組の百人一首の札が並べられていましたが、夫々の緋毛氈を塾生やスタッフが皆でぐるっと囲んで、大久保さん

の詠む歌を聴き、下の句の札を探して取りました。昔の言葉で意味の解らない歌の札を探すのは幼い子どもにとっては難しいことですが、年の初めに日本人が誇る文化「百人一首」のカルタ取りを「とみつか未来塾」の全員で楽しんだことは、大人になった時の好い思い出になることでしょう。
何枚取れるかと競っている子たちがいました。字が読めないし、札が取れ


なくて泣きたくなりそうな人もいました。が、他に沢山の遊びがありましたから、和やかに皆一生懸命の百人一首は、30分で終わりにして、次はそれぞれに好きな遊びをすることになりました。
幼い子どもたちは目隠しして「福笑い」をお母さんと


していました。ちょっと大きな子たちは「すごろく」や「将棋」の場所にいました。
去年同様に人気なのは毛糸編みの場所でした。塾長が手作りして下さった竹の編み機を使って簡単に毛


糸編みができるので、大人も子どもも、男の子たちにも大人気の場所でした。
傍で毛糸編みができない幼児がけん玉をしていました。床の間の近くでは「だるま落とし」を、得意な男の


子がスタッフに見せていました。
もう一か所人気の場所は折り紙のコーナーでした。

お母さんや友達と一緒に子どもたちが佐藤先生に教えて頂きながら折り紙のコマ作りに熱中していました。


昼が近づいてきましたので調理室へ行って見ると、女性スタッフと塾生のKさん母子がお汁粉の配膳中でした。
11時半、いよいよ嬉しいお汁粉を頂く時間になりました。遊びに夢中になっていた塾生たちは一時中断し

て、調理室と一部入りきれなかった塾生は小会議室に移動しました。
皆で”頂きます”のご挨拶をして頂きました。お餅はやまかわの田んぼで皆で収穫したお米の餅でしたし、お汁粉はスタッフが昨日から小豆や大納言を煮て作りましたから、手作りの上等なお汁粉でした。

何杯でもお代りができましたし、きな粉餅が好きな人はあべかわのお代りをしていました。お餅を長く伸ばして食べている人がいました。最後にお茶とみかんを頂き至福のひと時でした。
遊び道具のある和室には食べ終わった人たちが戻ってきて、夫々の遊び



を再開しました。黒いマフラーを編みかけていたY君が続きを編み始めていました。ビーズをつなげるのが面白かったSちゃんはもっと作りたいとスタッフにお


ねだりして、もう一つ作り始めました。粘土が面白かった人がきれいな粘土で作った蝶を見せてくれました。男の子が畳の上で熱心におはじきをしていました。羽子板を始めた子たちがいました。好い音が響いていまどきに珍しいゲームなので、やりたい子たちが集まっ



てきました。さっき作った折り紙の風船をポンポンと突いている人がいました。難しい歴史カルタをしている一団がいました。お父さんが頭を抱えながら囲碁を

始めていました。
でも午後1時までの限られた時間でしたので、残念ですが終わりになりました。

清水副塾長が最後のご挨拶で「今日はどの遊びが面白かったですか」と聞くと、「みんな面白かった」と答えてくれた人がいましたが、全員が和気あいあいと楽しく過ごせて「新春昔あそび」を終わることができました。
これでひとまず今年度の「とみつか未来塾」の活動は終わります。いろんな思い出のある1年でしたね。最後に12期生の感想文集を作りますので、塾生の皆さん、感想文や絵をご提出ください。期限は1月20日までです。ふれあいコーナーに投函の箱が置いてあります。提出をお待ちしています。