

今日の午後、富塚公民館の調理室で「とみつか未来塾」の畑で収穫したサツマイモとそば粉を使ったおやつ作りをしました。おやつ作りに集まったのは塾生13家族34名とスタッフ11名の大勢でした。
準備のためにスタッフは少し前に来て、今日作る予


定の大学いも、そば粉の和菓子、スイートポテト、サツマイモのポタージュの材料をそれぞれ4つの調理テーブルに分けて置き、サツマイモを洗って皮をむき始めていました。集まった塾生たちは始めに大人も子どももエプロンと三角きんをかぶり、手を綺麗に洗いまし


た。
いよいよおやつ作りの始まりです。今日のおやつを考えて下さったのはスタッフの大久保紀子さんです。集まった塾生は作りたいおやつのテーブルへ行って、スタッフやお母さんに教えてもらいながら一緒に作り


ます。
始めはどのテーブルもサツマイモの皮をむいたり、切ったりすることから始まりました。包丁でサツマイモを切るのは初めての塾生がほとんどでしたから、左手を猫のように丸めてサツマイモを押え、右手の包丁で


手を切らないように切り方を大人に教えてもらい、恐る恐る切り始めました。段々切っていくうちに切り方が上手になってきて感心しました。
そば粉の和菓子班では、缶切りの使い方を教えてもらいながら小豆缶を切って、開いて出した茹であずき

とそば粉を混ぜ合わせていました。
ポタージュ班はサツマイモの次に玉ねぎを切り、鍋に材料を入れ水を加えて煮始めました。
大学いも班はサツマイモは切り終わったので、道具

を洗って片づけていました。調理をしながら使い終わったものをすぐに片づけていくのはとても良いやり方ですね。
ポタージュ班は青ネギを刻んでいました。この班に近づくとお料理の匂いがします。


和菓子班ではそば粉と小豆を混ぜ合わせたものをラップに筒状にくるんでいました。これをレンジで加熱します。
大学いも班では切ったサツマイモを油で揚げ始めました。ベテランのスタッフからサツマイモが中心まで揚


る油の揚げ方を教えてもらいながら、小学1年生のT君がサツマイモのから揚げに挑戦していました。
スイートポテト班は茹で上がったサツマイモを皆でマッシャーでつぶして、バター、砂糖、牛乳を入れて混ぜ合わせていました。


ポタージュ班は煮上がったお鍋の中身を手持ちのミキサーで攪拌してポタージュにしていました。
大学いも班は沢山のサツマイモのから揚げが出来上がり、最後に砂糖と醤油の蜜をからめて大鍋いっぱいの大学いもが出来上がりました。


スイートポテト班はマッシュして調味したサツマイモを皆でお団子に丸めていました。楽しそうです。出来上がったお団子に艶出しのために刷毛で卵黄を塗りました。これをオーブンで焼きます。
ポタージュ班ではお鍋のポタージュが出来上がり、


Eさんが味見をしていました。調理台には洗ったカップが並べられ配膳の準備が整いました。
午後3時、4つの班の4種類のおやつが出来上がり、中央のテーブルに人数分のお皿とカップに盛り付けられました。そして今日出席の全員の塾生が座り、「頂


きます」のご挨拶をして、皆で作った出来上がったばかりのおやつを頂きました。皆さん嬉しそうに美味しそうに食べていました。
塾生がおやつを食べている間にスタッフたちが火にかけたフライパンに熱湯とそば粉を入れて大急ぎで攪


拌して「そばがき」を作りました。ねっとりとしたそばがきをお椀に入れ、大根おろし、刻み葱、鰹節、だし醤油をかけていただく「そばがき」は昔ながらの日本人のおやつで、「とみつか未来塾」の毎年のおやつ作りに欠かせない一品です。


若いお母さんたちから「美味しいです。初めて食べました。どのようにして作るのですか」と聞かれました。「お代りをしたい」塾生もいましたが、粉が無いので1杯だけ、また来年を楽しみにしましょう。
食べ終わった後は全員でお片づけをしました。調理


室は来た時と同じように片付いて綺麗になりました。
今年の最後は楽しくて美味しいおやつ作りで締めくくることができました。来年2012年の活動の始まりは1月9日(月)の「新春昔あそび」です。楽しい遊びと美味しいおぜんざいが皆さんを迎えてくれます。元気な顔を見せて下さいね。スタッフ一同待っています。