

よく晴れた小春日和の今日、ソバ畑のソバ刈と脱穀をしました。
今年のソバは種まきの後猛暑の日照り続きでしたので、数日ごとに水撒きしましたがその甲斐があり、芽が揃って育ち、10月には白い花が綺麗に咲き、ほど


ほどに実りました。鳥に食べられないように網も被せましたので、タイミングよく今日刈り取りの時を迎えました。
今日集まったのは、塾生9家族20名とスタッフ12名です。塾長と和久田さんのご挨拶と森光さんの注意を


聞いてから皆でソバを刈り始めました。ソバを刈(か)ったら束ねて、畑の空地に据えた足踏み脱穀機のところへ運び、直ぐに脱穀します。鎌で怪我をしないように、泥が付かないように気をつけながらソバ刈りをしました。稲に比べたらずっと軽くて刈やすかったです。脱


穀機は足踏みで機械を回してソバの実を茎から外します。回っている機械に手が触れないように気をつけながら、子どもの塾生は順番に脱穀の体験をしていました。
途中休憩をして和久田さんの畑のみかんを皆でいた


だきました。お日様の下良く働いて喉が乾いていたので、美味しかったです。和久田さんがソバ畑の脇に生えているサトウキビを小分けに切って、「こうするんだよ」と、歯で硬い皮を剥いてサトウキビの味わい方を見せてくださいました。子どもの塾生たちは真似してサト


ウキビを味わっていました。昔の子どもはおやつにしたそうです。今の子どもたちの直ぐに食べれるおやつに比べると、とても労力が要るおやつです。
畑には胡瓜のように細長い朝鮮かぼちゃが沢山の収穫出来たので、今日出席した塾生の家族は1本ず


つお土産にもらいました。どんな味の南瓜かと思いましたが、家で調理したら、美味しくて驚きました。皆さんはどんな味がしたでしょうか?
一休み終わった後は、脱穀したゴミの混じったソバの実を「唐箕(とうみ)掛け」という機械で実とゴミを分け


ました。これも子どもの塾生が手回しして風を送ってふるい分けました。いつも同じ速さで回すのがコツです。
篩(ふる)い分けたソバの実は袋に3分の1ほどになりました。まだゴミが混じっていますから、お日様に乾


かしてソバの実だけにより分けてから粉にします。12月11日の「ソバ粉のおやつ作り」では、このソバ粉でおやつを作ります。どんなおやつを作るのか今から楽しみですね。
脱穀していた傍には大きな古い山桜の木があり、その根元近くに40センチ位のサルノコシカケが生えていました。塾生がおサルさんのように腰掛けてみました。
「珍しい虫見つけた」と、ナナフシという細長い茶色の棒のような虫を見つけた塾生もいました。