
雨降りで延期に延期を重ねた「とみつか未来塾」の収穫祭を26日の今日、ようやく行うことができました。
食べ物の準備があるので、スタッフやお手伝いの方々は朝7時から道具や材料などを会場に運び込んで、会場の準備を始めました。曇り空を見ながら、お天気は大丈夫かと心配でしたが、穏やかな曇り日の一日だったので予定通りに収穫祭を行うことができました。
今年はやまかわの田んぼで採れたお米を、会場で薪でご飯に炊いておにぎりを


作ったり、蒸篭(セイロ)で蒸してお餅を搗(つ)いたりしたので、手間はかかりましたが、昔ながらのお米作りをしたおいしいお米を、昔ながらの炊き方をしていただいたので、もっとおいしかった様な気がします。
ハズ作りで残った竹の中にお米を入れて炊いた竹筒炊爨(すいさん)や、飯ごうで炊いた飯盒炊爨(すいさん)も違った味わいのご飯の味がして、万一の時にはこのようなご飯の作り方があることを体験しました。

11時には秋の里山探検が始まりました。今回の先生は藤田先生でした。先生からガやクワガタなどの幼虫のお話を聞いた後に、「自然観察ビンゴ」の用紙を渡されて椎の木谷公園に向かって自然探検が始まりました。行く道道で発見したことがらがあると、お母さんがビンゴにシールを貼って下さいます。椎の木谷公園まで行く途中にはショウノウの臭いのするクスノキの葉の臭いをかいだり、ヒサカキの葉の裏に蝶の幼虫を見つけたり、赤い小さなフユイチゴの実を味わったり、皆で楽しい発見を沢山しました。椎の木谷に着くと、椎の木谷の名前の元になった大きなズダシイの木の下で沢山の椎の実を見つけて、殻をむいて食べてみて、豆乳のような味がすることを知りました。先生に質問したり、親子や友だち同士でおしゃべりしながらの楽しい里山探検でした。

お昼ごはんは、搗(つ)きたての黒米や紫芋のお餅やおにぎりをとん汁でいただきました。焼き芋や蒸し芋もあっておいしくて沢山食べたのでおなかがいっぱいになりました。
お腹いっぱいになった子どもたちは竹細工で弓矢や笛、割り箸鉄砲、大人も木の実やヒイラギで飾ったリース作り、お手玉作りなどして、子どもたちは遊びに夢中になっていました。
竹馬を作ってもらって、竹馬に乗る練習をしている子や火起こしや石うすでソバひ

きに挑戦している子や、どの子も秋の一日を自然の中で友だちと元気ではつらつとしていて、大人も心がゆったりと過ごせて、良い収穫祭を終わることができました。
とみつか未来塾のロゴマークを4月に募集しましたが、やっと募集案の中からをアレンジしてロゴマークが決まり発表しました。
また、菖蒲園のところにビオトープを作ろうということで今回どんなビオトープが良いかアイディアを募集しました。

最後に、山末製茶さんが一日かけて揉んだいい味わいの手もみのお茶(春新茶祭りで摘んだ新茶を山末さんが冷凍保存してくださっていました)を頂いて解散になりました。
帰るときには田お越しや脱穀でお世話になった方から野菜を提供いただき、それを頂いて帰りました。
皆さんとても喜んでいましたありがとうございました。