

今日は富塚公民館の調理室で、「ソバ粉とさつまいものおやつ作り」をしました。おやつ作りは、今年で3回目です。
「とみつか未来塾」の畑で皆が育て収穫したソバは、その後ボランティアの二人の男性が、昔ながらの石臼

で、毎晩夜なべ仕事にして挽いて、ソバ粉にして下さいました。挽きあがったソバ粉と、今年大豊作だったさつまいもを使って、スタッフのお料理担当の清水カツ子さんが、子どもにも大人にも美味しいおやつのいろいろを考えて下さり、今日の「おやつ作り」となりまし

た。
今日の塾生の参加は10家族30名とスタッフ13名、特別参加1名です。調理室は大人と子どもで大賑わいになりました。
メニューは「ソバ粉のタコス」「大根餅」「さつまスティック」「これってウイロ」「ソバガキ」です。
調理室の四つの台にはメニュー別に分けた材料を始める前に準備しました。

塾生が揃った10時半、塾長の挨拶と清水さんの説明で調理が始まりました。
ウイロの班は、水と粉とさとうを混ぜ合わせたり、切り方を教えてもらった子ども達が、さつまいもをさいのめに切っていました。材料を合わせたものを、牛乳パックに入れてレンジで加熱すると「ういろ」ができあがります。


タコスの班は、ウインナを炒めたり、ソバ粉を水で溶いた生地を薄焼きにしていました。タコスとは、ブラジル語で薄焼きの生地のことだそうです。この生地の上にウインやサラダなどを載せて食べる今流行のお料理です。お父さんが年長の男の子たち相手に奮闘していました。
薄焼きの生地は裏返して両面焼きますが、コックさんがするように、皆が見ている前で、フライパンを振って裏返しができて、大喜びしている場面もありました。


さつまスティックの班は、スティック状に切ったさつまいもを素揚げにしたり、スティックに絡ませる衣を調合したり、家族が一致団結して調理していました。
大根もちの班は、子どもが二人がかりで、大きな歯のおろし器を使って大根をおろしていました。この班ではタコスの上に載せるサラダも作っていて、子どもも大人もたまねぎの皮をむいたり、野

菜を切っ

たり忙しそうでした。サラダの野菜は、大根やヤーコンや菊芋など、自然農法でスタッフが育てた新鮮な野菜が使われていました。
調理室全体がおやつ作りの熱気に包まれていました。
次々におやつが出来上がり、お皿に盛り付けられ、子ども達は中央のテーブルに、大人は調理テーブルに並べられました。


最後にソバガキが作られました。「ソバガキは子ども時代のおやつだった」と言うSさんとTさんが、ソバ粉に熱湯を注いで練り上げて作ってくださいました。
ソバ茶が配られ、12時過ぎて、皆で”頂きます”の挨拶をして、


出来上がったおやつを頂きました。どれから食べようかと迷うくらいに、目の前にいろいろなおやつが並び、子ども達は 大喜びで次々と平らげていました。
今日のおやつは、甘いものばかりでなくて美味しいと、大人にも人気でした。


練り上げたばかりのソバガキに、刻みねぎとかつお節とわさびとそばつゆをかけて味わう昔ながらのソバガキは、大人にも子どもにも、いつの時代になっても変わらない美味しい食べ方だ、と思いました。
最後に甘いウイロを食べ終わり、満腹になってエネ


ルギーが有り余り飛び回っている子どもの塾生たちを、スタッフが散歩に連れて行きました。
小春日和のポカポカ陽気の中、段子川沿いに川の流れや魚を見ながら歩き、パークタウンの公園に寄り、30分遊んで帰って来ると、お母さん達は調理室の後片付けをして待っていました。

皆で収穫したそばを、昔ながらの石臼で挽いて、本物の味を味わうことができた「おやつ作り」でした。お土産の袋をもらい、塾生たちは満足して帰っていきました。
今年の「とみつか未来塾」の行事は、これで終わりになります。沢山の素敵なことがあった2008年、ご協力ありがとうございました。
新年は1月12日(月)10時~13時、「新春お茶講座と昔遊び」を致します。美味しいお餅とおぜんざいが皆さんを迎えてくれます。元気な顔を見せてくださいね。スタッフ一同待っています。