

はっきりしないお天気続きのこの頃でしたが、今日の午前、からっと晴れた好いお天気の中、種まきするばかりに準備が整ったやまかわの田んぼの苗代で、もみ蒔きをしました。
やまかわの田んぼには、9家族26名の塾生とスタッフ合わせて40名の人が集まり、怪我をしないで楽しくお米作りの体験をしていきましょうとの塾長の挨拶の後、もみ蒔きをしました。


始めにお百姓の先輩の宍戸さんから、もみの蒔き方のお手本を見せていただいてから、塾生の子どもや大人が泥の田んぼの中に恐る恐る入って、塩水選して芽の出かかった種籾を、良いお米の苗ができるようにと、苗代にまんべんなく蒔きました。蒔いたもみは、黒米、愛知のかおり、日本まさり、伊勢ひかりの4種類のお米です。

ポカポカとお日様が照って暖かな田んぼにはレンゲやタンポポが咲いていて、大人の一人が田んぼに生えているスズメノテッポウの草笛を作って吹くと、大人も子どもも真似て草笛を作って吹き鳴らしました。また別の大人がタンポポの茎で鳴らす笛を教えてくださり、田んぼには皆が吹くピーピー、ブーブーという草笛の賑やかな音がして、レンゲやタンポポの腕輪や髪飾りを作ったり、皆が子どもと一緒にのどかなひと時でした。

蒔いたもみが鳥に食べられないように、防鳥網を苗代にかけて、今日のもみ蒔きは終わりました。

苗代の傍には、誰かが作ったレンゲの腕輪をした案山子が番をしています。
泥だらけになった手足を洗いに新川に降りて、早速水浴びをしてしまった塾生もいました。いよいよお米作りの始まりです。