
今年は既に梅雨が明けてしまいましたね。雨が降っていないので、畑の土が乾いてしまっていますが、サツマイモの葉は濃い緑色で元気に育っているようです。ただ、畝の合間も草で緑色になってしまっています。今日も暑くなりそうですが、しっかり草取りをしないといけません。

10時の開始時間になり、来ている塾生はY君だけです。他の塾生は暑くて来ないのかもと話しながら、Y君とスタッフだけで草取りを始めました。土が水分を含んでいると摘まんだだけで草が抜けるのですが、ここまで土が乾いていると何とか水分を取り込もうと草の根っこが土にしがみついているのか道具がないと草取りできそうにありません。

ねじり鎌や三角ホーという道具で土の表面を削って草を集めていきます。コツがつかめた頃、塾生が来てくれました。今日の草取りは詳しい説明はいりません。皆さん早速草取りを始めました。
畝の合間に草が茂っていますが、サツマイモは土を盛った畝の中で育ちます。なので畝に生えている草を取ることが大切です。

サツマイモの葉をめくりながら、草が生えていないか確認していきます。黒いマルチシートにも、苗を植えるために開けた穴から草が生えています。草も何とか大きく成長しようと土の中に根を張り栄養を取り込んでいきます。草が大きく育つとその分、土の中の栄養を持っていかれ、

葉が茂るとサツマイモの葉より背丈が伸び、サツマイモの葉の光合成を邪魔します。植えて1か月の期間、草が小さいうちの草取りが大切で、秋のお芋のできは8割が草取りで決まってくるそうです。
草取りをしながら畝の合間は草が多いけれど、畝に生えている草が少ないと気づいた人がいました。調べましたが原因はわかりませんた。畝の谷で雨水が溜まりやすく草の種が発芽しやすいのかもしれませんが、スタッフが話していた通りサツマイモが大きく育つために何か作用しているのかもしれませんね。
Kさんたちと休憩して涼しいところで座ってしまうと腰を上げられなくなると言いながらも、おしゃべりしながら乗り切りました。一人だと大変なことも、他の人が一緒だと頑張れて、こんなに広い畑をきれいにすることができましたね。途中、お芋を食べたいと言っていたK君も最後までお疲れ様でした!
美味しいサツマイモができるまでまだ少し先ですが待っていてくださいね。

塾生の子たちが帰ったあと、タマムシを見つけました。エノキやケヤキに集まるそうですが、畑近くにエノキの木があるので次回の草取りでも会えると良いなと思いながら放してあげました。