
梅雨の晴れ間の気持ち良いお天気となりました。
木々の緑が濃くなり始め、稲も草もグングンと伸びています。田んぼをよく見ると、稲と稲の間に細かな草が生えているのがわかります。

萩原副塾長の挨拶と活動説明があり、黒米の田んぼから草取り開始です。田んぼに入る時は恐る恐る足を踏み入れますが、泥や石を踏む感覚に慣れてくると水に入っていることが気持ち良くなってきます。
3本ずつ植えた苗は分けつして倍以上の数になっていました。

水温が冷たい所はあまり草など生えていませんが、水が溜まりやすくあたたかい所は藻や草が生えています。まだ少ないうちにしっかり取らないと、稲より雑草の方が育ってしまい栄養を取られてしまいます。土の中に手をいれてかき混ぜると、まだ根の張りが浅い草が浮いてきます。

今日は草取りのために水位を減らしていますが、草取りの作業が終わって水を入れると浮いた草が流れていきます。土をかき回すことで土の中にたまったガスを抜き空気を入れてあげる役目もあります。以前、農家の方からお米作りのお話を聞いた際に、草取りが一番大変だと教えてくれました。こうして手をかけてあげることによって美味しいお米に育ってくれるのですね。
今年も田んぼの中にカメがいました。いつもいる親ガメより小さいようですが、子ガメが成長したのでしょうか。草取りよりカエルや虫探しに夢中になっている人もいましたが、お父さんお母さんと一緒に黙々と作業を頑張ってくれた子たちのおかげで、午前中に中段の田んぼまで終えることができました。

お昼ごはんを食べ終え、大人はお昼寝でもしたいところですが、子どもたちはじっとしていられません。苗代だった田んぼに沢山生えた藻をすくって大きなボールを作っていました。よく見ると藻の中にドジョウがいて、あわてて水に戻してあげていました。藻は毛糸やフェルトのような手触りで、Sちゃんはじっと観察して網目構造になっていることに気づきました。家で調べてみたところ、アミミドロという藻類のようでした。田んぼに繁殖させることにより遮光して雑草の生育を抑えてくれるそうです。
午後は人数が減ってしまいましたが仕事が早く、1時間ほどで全ての田んぼの草取りが終わりました。あちこちの田んぼに浮いている草を丁寧に取ってくださり、稲も元気に育ってくれることでしょう。
来週は芋畑の草取り、来月にはまた田んぼの草取りがあります。子どもたちに農作業の大変さを知る良い機会です。今日お休みされた方も是非経験してほしいです。
今日は中腰での作業だったので筋肉痛になりそうですね。お疲れさまでした。
追伸 子ども用のTシャツの落とし物がありました。次回活動でお受け取り下さい。