11月に入り少し気温が下がってきましたが、秋晴れの過ごしやすいお天気となりました。
サツマイモ畑での活動は、8月の草取り以来になります。芋蔓も伸びていましたが、畑の周りも草ぼうぼうの状態だったので、前もってスタッフが草刈りをしておきました。



畑の中に、ところどころに薄紫色の花が咲いています。サツマイモはヒルガオ科の植物なので、花や葉の形がアサガオに似ています。
スタッフKさんが庭でなったアケビを持ってきてくれました。種の周りの白いゼリー状の果肉を食べることができると知り、初めて見る人も恐る恐る口に入れていました。甘味がありますが、沢山ある種が食べられないので食べにくかったかもしれませんが、自然の恵みを楽しんでもらえたと思います。



サツマイモの収穫をするには、伸びた芋蔓が邪魔になるので鎌などで切り取ります。根もとから少し蔓を残さないと、どこに苗を植えたかわからなくなってしまいます。切り取った芋蔓はかなりの量になりましたが、押切という道具を使って切り刻み、集めてたい肥にします。



土に埋まっている芋を傷つけないように注意しながら三本鍬で土を掘り起こします。土の中から芋が見えると、子どもたちは嬉しそうな顔をしながら手で掘り出していきました。

今年のお芋は、数はありますが小ぶりなものが多いようです。10月末の協働センターまつりでの展示のために試し堀りしてあったのですが、まだ少し収穫が早かったのかもしれません。大きなものを掘りあげた子は、満面の笑みを浮かべていました。途中、虫を見つけたり休憩しながら午前中は畑の半分以上の畝を掘ることができました。


帰る前に、活動前に掘っておき釜で蒸した堀りたてをいただきました。小さくても甘さがあり、クリのようなホクホク感があるお芋でした。真夏の暑さの中、一生懸命草取りをしてくれた塾生の方たちのおかげで美味しいお芋になりました。


頑張った塾生の皆さんは、美味しさが倍増してくれるのではないでしょうか。
採ったお芋は収穫祭の焼き芋用に取り分け、残りは皆さんに好きなだけ持ち帰ってもらいました。


午後からも残りの畝を掘らないといけませんが、開始前には来ているのが1家族だけで不安になりましたが、掘り始めるころには少しずつ増え一安心です。
いつも頑張って活動に取り組んでくれるお子さんたちが、今日も張り切って作業してくれました。
午前中掘った畑には紅高系という品種が植わっていましたが、午後は紅あずまと金時という品種の苗を植えてあります。


紅高系は蔓が緑色でしたが、紅あずまや金時の芋蔓は紫がかった赤い色をしています。堀った芋を比べても違いが判りませんでしたが、土を洗うと紅あずまは少し紫っぽいかもしれません。どれもホクホク系の焼き芋を楽しめる品種です。
収穫したお芋は、泥付きのまま数日天日干しをして乾かしてから土を払ってください。保存する時は、水洗いせず1つずつ新聞紙で包んで室温(10~15℃)においてください。2~3か月保存できます。冷蔵庫など寒い場所だと腐る原因となるそうです。水洗いしたものは早めに食べましょう。
午後に参加された皆さんは、米袋いっぱいに持ち帰ってくれました。みんな、どうやって食べるのでしょうね。
白い布バッグの忘れ物がありました。お子心当たりの方は、ご連絡ください。