ホタル観察会

ホタル観察会 昨日予定していたホタル観察会は1日延期となりましたが、今日は晴れて観察会日和となりました。
 先日、草刈りやロープを張って会場準備を済ませておきましたが、昨日の大雨で斜面がえぐれて道が崩れている箇所がありました。スタッフは早めに集合し、ホタル観察会崩れた道の補修や杭の打ち直しをしました。
 準備を進めていると、子どもたちがやってきました。地元の子供会の方たちも参加され、いつもは鳥のさえずりしか聞こえない里が一気に賑やかになりました。ヘビも人間に驚いたようで、茂みに逃げていきました。今年から湿地でも観察できるようにしましたが、ホタル観察会3泥濘にはまってしまう子が何人かいました。湿地の場所は、昔は田んぼでした。お米作りをしていた頃は、周りの木々もこんなに大きくなく日当たりの良い場所だったのでしょうね。
 遠州自然研究会の藤森先生にホタルについての解説をしていただきました。都内など観光用にホタルを人工飼育している場所もありますが、ホタル観察会4富塚のこの場所は豊かな自然と人による整備でホタルが生息できています。人間がホタルを絶滅させてしまう心配もありますが、人の手が入らないと守っていくこともできません。最近は休耕田が増え、渡り鳥の飛来数に影響が出ているそうです。そういえば未来塾の田んぼでも、代かきをし終わったら狙っていたように鴨やカラスなどの鳥が餌を探しに来ていました。毎年、藤森先生のお話を伺い自然との共存の大切さを再確認することができています。
ホタル観察会5 辺りが暗くなると、小川の茂みの中でポツっと光が見えました。点滅する小さな明かりなので、なかなか見つけられない子もいました。何処にいる?と探していると、だんだん光の数が増えてきました。小川の上だけでなく360℃色々な場所で光を見ることができました。温暖化の影響で毎年ホタルの観察時期が早まっていて、今日も観察できるか心配でした。藤森先生が、ホタルが見られるか皆の行い次第ですよと冗談で話されていましたが、みんなの行いが良かったのかもしれませんね。木々の間から月が顔を出し、ホタルのピークも終わったようです。ホタルの里での観察会は終了となりました。
 今年も希望者はヒメホタルの観察に連れて行ってもらいました。時期的に終わりで観察ピークは10時過ぎなのだそうで、数は少なかったのですがヒメホタルも無事に見ることができました。ヒメホタルの光はゲンジボタルに比べて小さいのですが、明るく力強さを感じられます。
 小さなお子さんにとってはホタルを見たという経験だけになるかもしれませんが、小学生くらいになると、虫が光ってる!?というい驚きや感動が心に残ることでしょう。大人の方たちはホタルを見ることができた嬉しさとともに、こんな場所があるんだと驚いてくれたと思います。お子さんと一緒にホタルを見た思い出とともに、この環境を残していく大切さを忘れないで子どもたちに教えてあげてほしいです。
 来年も沢山のホタルを見ることができますように!
 



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