森守チャレンジ整備作業をしました。「森守チャレンジ」とは浜松市の提案委託事業で、市街地に残る自然豊かなこの森に生息しているホタルを守るためにとみつか未来塾が整備しながら管理しています。
昨年のホタル観察会には100人以上の参加がありました。道にずらっと並んで観ましたが、暗い場所に人が密集してしまったので、今年は湿地の中にも観察スペースを広げることにしました。道の草を刈ったり落ち葉を掃いたりしていると、色々な虫やサワガニなどが慌てて逃げていきました。
せっかく静かに暮らしていたのに、人間が勝手に入ってきて手を入れるので、この森に生息している植物や虫はたまったものではありませんね。
昨年、浜松市がこの森のために行ったクラウドファンディングで集めた整備費用で、
崩れた斜面の補強や倒木の伐採、散策路の整備がしてありました。未来塾のスタッフだけでは手に負えない斜面で切りにくいものや他の木に重なった倒木などの除去が終わっていました。泥濘やすい場所には伐採した木で道を作ってあり、歩きやすい散策路ができていました。ただ残念なことに湿地の真ん中に倒れながら生えていた
桜の木も伐採されてしまいました。散策路ができたら桜を見に来れるかと楽しみにしていたので残念でなりません。自然に人の手をいれる難しさを感じました。
予報では昼前に止むはずだった雨は、午後まで降り続きました。合羽を着ての作業で予定より時間をオーバーして、
ようやく整備を終えました。
8時頃ホタルを確認しに行くと、10匹以上飛んでいました。金曜の観察会は延期になりそうですが、皆さんにも是非見てもらいたい風景でした。