
浜松市の佐鳴湖ネットワーク会議主催の佐鳴湖水質調査が、今日の午前に行われました。「とみつか未来塾」からも中学生のN君が友人二人を誘い、スタッフ二人が加わり、合計五人で参加しました。今回の集合場所は漕艇場の駐車場で、およそ100人の参加者が集まりました。

始めに主催者の方の説明がありました。佐鳴湖は今までのCOD中心の水質調査方法では、いつもワースト1で、日本で一番汚い湖という事になっており、いろいろ手を尽くしても改善されませんが、これは今までの検査の方法が合っ

てないからではないかという事になり、それではどんな調査方法が良いかを考える資料にするために、国が全国20箇所の湖を選び、今回からはDOに加えて、水の透明度や水辺空間の様子を評価する調査方法に変えました。

集まった100名の参加者は3つのグループに分かれて、あらかじめ決めてあった佐鳴湖5つの調査地点を水質調査しました。
「とみつか未来塾」は、漕艇場と接触酸化施設(湖水浄化の水取入れ口)の2箇所を調べるグループに入って調査をしました。それぞれの場所の湖の水の色、匂い、汚れの様子、透明度など、初めての調査報告を全員が夫々回答しました。

接触酸化施設の浄化排水口には小さな池ができていて、清んだ綺麗な水の中にテナガエビが沢山見えました。ここの水は、佐鳴湖の他の場所に比べて、透明度が抜群に良いということも分かりました。この施設は毎日1万トンの水を浄化しているのだそうです。ちなみに佐鳴湖全体の水は240万トンだそうですから、かなりの水量を毎日浄化していることになります。

最後に入野漁協の方が、佐鳴湖で捕れたうなぎとテナガエビを料理したものを用意してくださり、皆で試食しましたが、とても美味しかったです。佐鳴湖の魚類も美味しく食べれるのだと知りました。
浜松市も水質浄化を一生懸命考えているようですし、皆が佐鳴湖の水のことを考えて生活したなら、きっと綺麗な湖になっていくのではないでしょうか。