森守チャレンジ整備作業

mirai

2023年01月21日 18:32

 週明けは今季一番の寒さになるようですが、今日も気温が上がらない予報です。「寒いですね」とスタッフの川口さんに挨拶すると「ホタルの里は風が吹いていないから、こんなに寒くないよ」と仰います。少しホッとしつつも半信半疑で谷へ下りる道に入ると、いくらか風が弱まりました。坂を下りだすと木々の上の方でヒューヒューと風の音は聞こえますが、風を感じなくなりました。谷へ下りると木漏れ日の差す静かな風景が広がり、2~3度以上気温が高く感じました。とはいえ、市内ではインフルエンザも流行りだしているので、帽子と手袋をして整備作業を始めます。

 昨年、浜松市がクラウドファンディングで募集した整備費用が集まり、早速、市役所でも整備事業を進めているようです。倒木も含めて20本近くの木にテープで印が付けられていました。昨秋の大雨で斜面が崩れ10本以上の木々が根こそぎ倒れてしまい、せっかく作った散策路を塞いでしまいました。数十メートルあるものばかりで、未来塾のスタッフだけで除去するのは難しいと考えていました。ただ木を伐採すれば良いだけではなく、伐採した木の除去など大変な作業なので、専門の方にお願いできるのは助かります。2月に森づくりワークショップが開催され市からの説明があるので、今後の予定がどのように進むのか気になるところです。今日は陽の入り方を考え、細い木を何本か伐採しました。

 湿地部分は場所により30センチ近く埋まってしまうことがあります。昔は田んぼだったので仕方ありませんが、水の流れの整備も進めています。湧き水が自然に流れを作っている地形を見ながら、きちんと水路となるよう何ヶ所か手を入れました。藤森先生の提案で、泥濘の深い場所を利用し水を溜めてカワニナが生息しやすい水溜まりを作ることにしました。水を含んだ泥を掘る作業は重労働でしたが、小さな池が形になりました。作業途中からは暑くて上着もいらなくなりました。
 ホタルは人の手の入った自然環境が生息しやすいそうです。ホタルの幼虫の餌となるカワニナを今日は1匹しか見つけることができませんでしたが、棲みやすい環境を整えホタルの数が増えてくれるよう願っています。

関連記事