今日は午前と午後の1日かけての田んぼの草取り日です。
やまかわの田んぼへ行くと、最初に来た塾生のKちゃんがシロツメクサの咲く原っぱで、蜜を吸いに来た虫の背中を触っていました。ちょっとだけ触れたそうです。綺麗なまだら模様の羽の虫は蜜を吸うのに一生懸命で、触られたのに気が付かなかったみたいです。
10時の開始時点では塾生1家族だけでしたが、時間が来たので草取りを始めることにしました。
「種まきした時から数えて今日で63日経ったところです」と塾長から始まりのご挨拶を聞き、森光さんから草取りの方法を聞きました。稲の株の周りを掻くようにして、かきとった草は泥の中に埋めて肥料にします。草の無いところでもかき回すことによって泥の中に空気が入り稲の生長を促すのだそうです。
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始めに南端の黒米の田んぼから始めました。スタッフからやり方を教えてもらいながら、S君が田んぼの草取りを始めました田んぼの稲は分げつが始まっていましたが先日の台風の塩害で先の方が少し茶色っぽくなっています。草も稲の間に生え始めていました。
後から来た塾生も次々と田んぼに来て、草取りを始めました。4人の子ども
連れのお母さんが、小さな一人を背中にしょって草取りに奮闘していました。子どもたちはどろんこになりながら、草取りとオタマジャクシを探すのにも熱中していました。
さっき草取りを教えてもらっていたS君は、真面目に一生懸命草取りしたので。自分の分担の通りはやり終えてしまい、お母さんと妹が残している通りを手伝っていました。
泥んこになっても大丈夫なように、裸になっている塾生もいました。
分担の通りをやり終えたさっきの4人兄弟は堆肥置場近くで、カボチャの種まきをしようとしていたスタッフの手伝いをしていました。お兄さんが鍬で耕す様子を下の子たちは見ていて真似をします。スタッフは子どもたちに手伝ってもらって助かっていました。
南と東の2枚の田んぼの草取りが終ったところで昼休みになりました。
受付の机の上に誰かが見つけたトンボのヤゴの抜け殻が置いてありました。
お昼休みは田んぼの溝でカエルやオタマジャクシ、ザリガニやドジョウを親子で捕まえている姿がありました。沢山の生き物が入ったケースの中は過密状態です。
午後からは残りの田んぼの草取りをします。午後から参加の塾生もいましたから、森光さんから草取りのやり方を聞き、作業開始です。
初めて田んぼに入った幼いS君がお母さんに手を引いてもらいながら恐る恐る田んぼの中を進でいました。「S君は歩くだけでいいからね」と、
お母さんは草を取りながら優しく話しかけています。そのうちにS君は泥の中が気持ちが好いと解ったみたいです。
今日一日皆さん真面目に草取りしたので、全部の田んぼの草取りが終わりに近づいていました。
黄色いバケツの中に可愛い子亀が入っていました。
田んぼの原っぱでMちゃんがシロツメクサをつなげて花輪を作っていました。
傍でさっきの幼いS君が、Mちゃんがやっていることを見ながらシロツメクサの結び方を真似しています。Mちゃんはとうとう素敵な冠を完成させました。そして傍で熱心に見ていたS君の為に小さな花輪を作ってくれました。好いお姉さんですね。S君嬉しそうです。
2時半過ぎ、今日参加の塾生9家族25名、スタッフ
12名の皆さん一生懸命草取りして下さったので、全部の田んぼの草取りが終わりました。田んぼの稲はとても気持ちよさそうです。これから先はもう1度夏まつりの日に草取りをしますが、分げつを繰り返しながらグングンと成長して行くことでしょう。
6月初めの田植の時、堆肥置場でイモムシだったカブトムシの幼虫が、今日堆肥の中で柔らかいカブトムシの形になり始めていました。このように変化していくことを初めて知りました。
お知らせでも書きましたが、明日10時から計画外ではありますが、サツマイモの苗植えを追加で実施します。希望者は参加ください。