モミ蒔(ま)き

mirai

2009年04月19日 21:41

 若葉があふれ、鶯が鳴き、タンポポやレンゲの花が咲くやまかわの田んぼの苗代で、今日の午前にモミ蒔きをしました。
 「モミ蒔き」はとみつか未来塾9期生の最初の体験活動になります。
 今日の参加は塾生9家族25名とスタッフ12名です。スタッフが少し前から耕し、水路を作り、水を張って準備してあった苗代に、うるち米2種類(愛知のかおりと日本まさり)と黒米を蒔きます。
 斎藤塾長の挨拶の後、あらかじめ水に浸し芽が出かかったモミ米をお百姓の先生宍戸さんから、苗代に均一に蒔く蒔き方を教えていただきました。塾生は大人も子どもも裸足になって、泥の苗代に入り、3種類のモミ米を混じり合わないように別けて、元気な稲の芽が出てきますようにと蒔きました。
 ほどなくしてモミまきは終わりましたので、その後塾生たちは、椎の木谷保存会の高柳さんに春の椎の木谷を案内していただきました。高柳さんが用意して下さった「フィールドビンゴ」の紙に書かれているものを、探して見つけたら丸を付けながら椎の木谷の自然の中を歩いていきます。探すものはどんなものかといいますと、「タンポポ」や「タケノコ」や「おたまじゃくし」や「鳥の声」や「好い匂い」などなどです。高柳さんは皆がフィールドビンゴの全部の項目に丸がつくようにあずま屋のある広場や観察ゾーンの谷を下ったり上ったりしてワラビがたくさん生えている広場に案内して下さいました。ワラビは草を刈った広場を探すと、あちこちに頭を曲げながら伸びているのが見つかりました。塾生たちは摘んだワラビをお母さんやお父さんに渡していましたが、今晩のおかずになるくらい摘めたでしょうか。
 竹藪を通りタケノコが生えているのを見ながら元の広場に帰り、椎の木谷の散策は終わりました。椎の木谷の春を満喫して、子どもの塾生のビンゴは皆完成したようでした。
 やまかわの田んぼに戻ると、苗代の網掛け作業が進行中でした。モミ米を蒔いた後はそのままにしておくと蒔いたモミを鳥たちに食べられてしまうので、網を掛けます。結んだ紐を食いちぎたり、少しの隙間も探しだして苗代を荒らす鳥の被害が毎年ありますが、今年の苗代は被害に逢わないようにしっかりした網が掛かりました。

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