ホタル観察会

mirai

2011年06月17日 23:17

 雨が上がった曇り空の今宵、富塚町にある和久田さんのホタルの里でホタル観察会をしました。
 ここは昔和久田さんがお米を作っていた場所です。今は休耕していますが、きれいな水が流れ、和久田さんが年に何回も草刈りしたり、周りの山や竹藪もよく手入れされているので、季節になるとゲンジボタルが自然発生して観られます。浜松の町中でホタルが見られる希少な場所の一つです。
 予定の時刻午後7時、塾生たちがホタルの里に段々集まって来ました。川口塾長の始まりのご挨拶の後、初めに「浜松星を見る会」の川合さんから宇宙のお話を聞きました。地球は宇宙の中に浮かんでいる星ですが、降り注ぐ放射線を地球の磁場が私たちをこの放射線から守っているのだそうです。難しいお話でしたが、宇宙について知りたい人は、浜松の天文台に来るとよく分かるそうです。
 次に和久田さんがお話してくださいました。ホタルはきれいな水が流れ、食べ物になるカワニナがいる所でないと生きられません。先日浜松市の環境保全課の方が調査に来られました。ホタルが棲み希少な植物が残っているこの場所が、保全地区の指定を受けることになるかもしれないとのことでした。
 お話を聞いているうちにあたりがだんだん暗くなり、木が茂っている下の方の暗がりに一つ二つとゲンジボタルが光り始めました。今日は気温が低かったせいでしょうか、いつもに比べて高く飛んだり移動したりはしませんでした。
 Sさんが「これがホタルの食べ物だよ」と流れで拾ったカワニナを塾生たちに見せて下さいました。子どもの塾生たちは興味津々に見たり触ったりしていました。小川や菖蒲田の中のカワニナを探している塾生もいました。
 今宵のホタル観察会に集まった人は、塾生16家族43名、一般の人6名、スタッフ12名の方々でした。
 8時半に散会しました。

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